先日田植えに行った会社の田んぼに、今度は草取りに行ってきました。
前日の大雨が嘘のような快晴の一日。
お陰で熱中症に注意しながらもとても気持ちのいい日になりました。
今回も200名の参加です。
無農薬で育てている田んぼは草がボーボー。。
田植えのときは、足が抜けなくてすぐにやめてしまった娘も、今回は大はしゃぎ。
ときどき出てくるカエルやトンボ、アメンボ、ゲンゴロウなどに驚きながら、がんばって草取りをしていました。
30分やったら休憩して、採れたてのスイカやトマト、かき氷で涼みながら3セット一生懸命抜いていって、やっときれいになりました。
その後は、夕食にカレーやら、キュウリやら、ゆでたまごやらをいただき、
夕暮れで涼しくなった木陰で涼みながら、プロのオカリナとシンセサイザーの演奏を聴くという何とも贅沢な時間を過ごしました。
この演奏、ただの演奏ではないのです。
外で聴くので聞こえづらいと思いきや、絶妙のタイミングでヒグラシが鳴き、小鳥がさえずり、自然の四重奏のようで、最高でした。
そしてあたりはあっという間に暗くなり、いよいよホタル観賞へ。
実は今回のイベントの一番の目的はこのホタルです。
娘はまだ一度もホタルを観たことがないので、ぜひ見せてあげたかったのです。
(そういう私もあまり見た記憶がありません)
スタッフの案内でホタルが見えるポイントへ行くと、そこには・・・・
何十匹という、乱舞するホタルがいました。
それは、決して人工ではつくりだせない、美しい光景です。
ホタルは人懐っこく我々の近くを飛び、手でつかむことできました。
娘の手の上に、そっと載せてあげたホタルは、その小さい手の上でやわらかな光を出していました。
娘は「大満足!」といって喜んでいました。
世の中では、生物多様性保全という言葉がはやり始めています。
しかし、多くの人が、生物多様性保全と自分たちの生活とはほとんど関係がないと思っているでしょう。
「白クマがいなくなったからといって自分たちには関係ない」と。
でも、このホタルの乱舞を観た人が、「ホタルがいなくなっても、自分たちには大した影響はない」
とはきっと言えない。 と私は実感しました。
ホタルは、荒れていた地を田んぼに再生したことにより復活したそうです。
地元の人でも、ここにホタルが生息できることを知らなかったらしく、今では毎晩のように来てはホタル観賞を楽しんでいるとか。。
将来の子供たちにもホタルが見られる場所を残してあげることは、やはり我々にとってやらなければならない大切なことなのだと思います。
素敵な一日でした。