先週土曜日に京都へ帰っていました。
11月は急用で帰省することがここ数年続いています。
母のことで、あまりいい理由ではないのですが、
それほど重大な状態にはならず、安心してまた春日井に戻ってこれていることに
感謝です。
だから、ホッと胸をなでおろして、少し紅葉を楽しむ余裕さえも・・・。
まるで、それは、
毎日、自転車操業のような生活から
「少しは、落ち着きなはれ・・・」
と母からのご褒美みたいな帰省です。
泊まりでゆっくりはできないのですが、日帰りでもとても大切な時間。
今回は朝イチで、ずっと行きたかった大山崎山荘美術館へ行ってから、
母のところへ行きました。
電話の声からだいたいの状況はわかるので、
今回は、思い切ってそんなルートで。
気分転換というより、
ものすご~~く、心に染みた場所で、テンション上げてから
会いに行けてよかったです。
JRで山崎
阪急電車で大山崎
そう、サントリーの工場の近くに
アサヒビールの 大山崎山荘美術館 があります。
ここは20年ぐらい前に行った場所です。
その時は、独身だったのと、仕事もしていて、
何だか悶々としていた時期でした。
「ほんまにこのままでええんかな~???。」
みたいな・・・。
その時にこの美術館へ行って、高台から見るすがすがしい風景と
趣ある建物、美術品などで
心穏やかになった覚えがあります。
クロード・モネやピカソ、ルノワール、河井寛次郎などなど・・・。
そして、安藤忠雄さんの建物がまた斬新で・・・。
そんなとても素敵な美術館に再び行きたくなって・・・。
今回、そんな想いが沸々と。
帰省の理由からすると、そんな場所へ行っている場合ではないのは充分承知の上ですが。
朝早くに新幹線で名古屋から京都へ。
この時期の土曜日、指定席なんて取れず、自由席で立ったまま。
そして、JRに乗り換え、山崎駅で下車。
運よく無料の送迎バスがすぐに到着し、10時の開館の10分前に到着しました。
が
すでに人だかり・・・。
みなさん、すごいパワー~~~だわ。(って、その中の一人だけどね)
そして、開館と同時に2階のカフェへ駆け上がり。
テラス席からの景色を見ながら、コーヒーを飲みたかった。
上の写真はそこからの写真です。
まさか、たった一人、15分ぐらいテラスには誰も来ず。(いえ~~い)
20年前の想いと快晴、紅葉、穏やかな風と遠くから時々聞こえる電車の音。
そして、今の私の状況。
何をもって、普通と言うのか
何をもって、幸せと言うのか
人それぞれ、それでええやん!!
若い私はそんなことは全然分からず、迷ってばかりでした・・・。
そんなことやら、もろもろのことを考えながら・・・。
こちらで、いただいたケーキもコーヒーも最高のお味。
ウエッジウッドの食器もまたテンション上げてくれました。
この中から階段を下りると
モネやピカソ、ルノワールなどが展示されています。
絵画にはあまり詳しくないのですが、
大きなモネの睡蓮の連作は圧巻。
タイミングがよすぎて怖くなるぐらいスムーズでした。
それから、夜まで父と母とゆっくり話せ、
とってもいい時間を送れたかと。
1年に1、2回しか帰れないのですが、
それでも、やっぱり京都というところで育った日々を大切にし、
また
頑張って一つ一つをちゃんと丁寧にしていかないとダメだと、再認識。
正直、躾などとっても厳しい両親、家でした。
それも今となってはありがたいことだったと。
情けないことに、親元を離れてからしか分からないことなんですね。
気がつけば師走。
沢山のことが山積みすぎて、首が回りませんが、
京都の帰省はパワーの源。
もうすでに今週も水曜日なんですが、パワー全開で年越しダ~~。