<シネマミシュラン採点>

1つは、退屈でついてゆけない。
★★2つは、何とか観たけど面白くなかった。
★★★3つは、普通に観られてまぁまぁである。
★★★★4つは、とても面白い、ぜひ皆さんにもおすすめしたい。
★★★★★5つは最高で、こんな素晴らしい映画は観たことない、大感激。


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ハリソン・フォード主演の映画なのに、



上映している映画館が少ないことに驚いています。



「正義のゆくえ」という映画です。



アクションモノではなく社会派モノだからでしょうか?



ハリソン・フォードの役は、移民税関捜査局のベテラン捜査官です。



不法入国者が働いていそうな工場を突然ガサ入れして、



密入国者を逮捕するのが主な仕事です。



しかし人情も持ち合わせていて、捕らえた人があまりにも悲しい境遇の人なら、



できる限りの手助けをしてあげるという、心優しき捜査官です。



ロサンゼルスには世界中からなにかを求めて、不法入国者が集まります。



メキシコ、イラン、オーストラリア、韓国、バングラディッシュ、南アフリカ、



ナイジェリアからやってきた人達のエピソードを加え、



移民局の人達がどう対応するかが映画のストーリーになっています。



日本でも、不法入国して子供が産まれ、



十数年経過した後、両親が逮捕され、強制送還になった話などがありますが、



アメリカでも同じような事件が、日本の何倍と起きているのですね。



私はパスポートなんて廃止して、



行きたい国へ自由に行き来できればいいと思っていますが、



これもよく考えると、実現するには問題がありすぎて難しい話です。



映画のラストは、アメリカの市民権を得るグリーンカードを取得して、



喜びいっぱいの外国人達って感じになるのですが、



ちょっとアメリカの宣伝っぽいなーなんて思ってしまいました。



★★★☆☆(星3つです)



難しいテーマを映画にしたということで、1つオマケです。



 <10月8日・TOHOシネマズ・15時45分の回>