春すぎて 夏来にけらし 白妙の
   衣ほすてふ 天の香具山   持統天皇

初夏 新緑の美しい山に
たなびく真白な反物と
青い空のコントラスト
爽やかな景色が浮かぶ百人一首2番目の歌

5月27日は百人一首の日です
藤原定家は2首ずつペアで歌を選んでいます
持統天皇の歌と対になっているのは
お父さんの天智天皇

秋の田の 仮庵の庵の 苫をあらみ 
   わが衣手は 露にぬれつつ

田んぼの中
藁で粗末に編まれた小屋で
夜露に濡れながら
じっと獣の番をする一夜

親子という関係性から
歌自体のドラマチックなコントラスト
定家のセンスには感服します
百人一首は様々な楽しみ方ができる歌集です



5月26日 海老澤宗香茶道教室でのお稽古
毎月生徒さんの暮らしに
役立てていただくため
次月の歳時記のお話をしています

来月6月のテーマは「夏越しの祓」
「年越の祓」(12月31日)とセットで
半年分の穢れを祓う大切な行事です

日本の節句はほとんどが中国から渡ってきた風習ですが
「夏越しの祓」は日本独自の習慣
日本神話の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の
禊祓(みそぎはらひ)が起源といわれています

京都 上賀茂神社での「夏越の大祓」
百人一首にも歌われるほど古い行事です



「夏越の大祓」のクライマックスには
ならの小川に掛かる橋の上に神職が並び
穢れを祓う祝詞を唱えます
絶やすことなく松明を炊きながら
人々が自分の身代わりに納めた人形(ひとがた)
を川に流してお祓いをしていただくのです





他にも「茅の輪くぐり」という風習も
全国で行われます



こちらは笠間稲荷の茅の輪
「水無月の夏越の祓する人は
千歳の命延というなり」と唱えながら
左足から踏み入て
左→右→左と ∞ の字を
描くようにくぐるとお祓いができます


この「茅の輪」も日本神話に起源があります
スサノオノミコトの化身である旅人が現れて
一夜の宿を乞いますが
裕福な弟は冷たく断り
兄の蘇民将来(そみんしょうらい)は
貧しいながらも温かくもてなしました

数年後 旅人が恩返しに現れ
教えに従って茅の輪を腰に付けたところ
疫病から逃れられ
子々孫々まで繁栄しました
この故事に基づき
家の玄関に「蘇民将来子孫也」という札を貼り
厄除けにするという風習も残っています





そしてこの季節に欠かせないお菓子
「水無月」(みなづき)



宮中で旧暦6月1日行われていた
「氷の節句」という行事がありました
冬にできた氷を山間の氷室に貯蔵しておき
そこから取り寄せた氷を口にして
夏を健康に過ごせるよう祈るものです

しかし当時は氷は貴重な物で
庶民の手には届かないものでした
そこで三角形のういろうを氷に見立て
その上に小豆を散りばめました
小豆は赤い色で邪気を祓うためです







 



 






 

 

 

【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

次回の

 

お稽古は 2018年 6月30日(土)

毎月 歳時記と和歌のお話しつき音譜

1月から夜7時の回も追加しました


ワークショップは 2018年7月1日(日)

茶道の神髄「侘び」を体感する

ワークショップですキラキラ

 

いずれも経験問わず募集中ですビックリマーク

見学も歓迎しております

事前にご予約をお願いいたします

Email : WAXWANE29.5@gmail.com
※WAXWANEは小文字にして

メール送信してください

 

 

 

section「茶會記」発売中

(500円税別+送料・振込手数料)

ご希望の方は

郵便番号住所氏名

電話番号希望冊数

をご記入のうえ

メールにてお申込みください

Email : WAXWANE29.5@gmail.com
※WAXWANEは小文字にして

メール送信してください