「春来草自生」 

春来りて草自ずから生ず

 


春になればおのずと草木は芽吹くように
一心に努めていれば

しかるべき時に道は開いていくもの



庭にも花が咲き始めました
茶花は「野にあるように」いれるといいます



今回いれた貝母(ばいも)は
庭の片隅に咲いていました
普段通り過ぎてしまうような
季節の美しい部分を切り取って
お客様にお届けする
茶花は 凝縮された美 です



可憐な春もありますが
東京では桜も満開となりました



日本人は昔から桜に想いを寄せて
たくさんの歌を残してきました
中でも私が好きな歌は

ひさかたの 光のどけき 春の日に
  静心なく 花の散るらむ
                  紀友則

桜が散る姿に
命の儚さや 別れの悲しみを
重ねている歌が多いのに対し
シンプルにただ春の情景を歌っています
のどかな光の中 いっせいに舞う桜の花弁
解放感と暖かい風を感じ
お昼寝したい気持ちになります




まさに染井吉野色の桜餅



春はお菓子も華やかで
食欲も満開
花より団子も納得ですラブラブ



3月24日 海老澤宗香茶道教室でのお稽古
毎月生徒さんの暮らしに

役立てていただくため
次月の歳時記のお話をしています

来月4月のテーマは「花祭り」

4月8日は「花祭り」
他にも 灌仏会(かんぶつえ)
など様々な呼び名はありますが
お釈迦様の誕生日をお祝いする日です

母である摩耶夫人は 6つの牙を持つ白い象が
右わきから体内に入る夢をみて
お釈迦様を身ごもりました



そして美しい花々が咲き乱れる庭で
右脇の下からお釈迦様を生みます



花祭りの「花御堂」はお釈迦様が生まれた
「ルンビニ園」を模しているのです

右脇は武力の象徴で
大事なものを抱えるところ
インドでは昔から王族など高貴な方々は
右腕や右脇から生まれたと表現します


「花御堂」の中にはお釈迦様の人形がいて
頭から甘茶を掛けてお祝いします



お釈迦様が生まれた時 9匹の龍が現れて
「甘露」を降り注ぎました



陰陽思想で
9は陽の奇数では最高の数字
「甘露」も中国では
天地陰陽の気が調和したり
王の徳が高いと 天から降る
といわれているので
これは北伝仏教が中国を渡る段階で
付随した伝説と思われます

「甘茶」は「甘露」の代わりです

 

 

そして生まれてすぐお釈迦様は

「天上天下唯我独尊」と言いました
この大宇宙で私たちの命は

みなかけがえがなく あるがままに尊い

という意味の言葉
つまり4月8日は 私たち一人一人が

かけがえのない命を生きていることを

自覚して 感謝する日でもあるのです

 



「花祭り」の京都では
お寺の門外に「花御堂」が飾られ
通りすがりのどなたでも甘茶を掛けて
お祝いしていました
町中が華やいでみえ
このお方は誰なんだろうはてなマーク
と興味を持つきっかけにもなりました


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点前座は「釣り釜」



普段は五徳(ごとく)の上に釜を置きますが



鎖で天井から吊って
春風に吹かれて揺れる風情を楽しみます


棚は「旅箪笥」
小田原陣中でも茶を楽しめるように
利休が考案したといわれています



が 旅立ちの季節でもある
4月に想いを馳せました



海老澤宗香 茶道教室も再開して
もうすぐ1年が経とうとしています

去年から
茶道を始めた生徒さんが
着物がきれるようになって
畳でお点前をしています



どんどん新たなかたも参加してくださり
毎月刺激的です

 







最後は皆で「甘茶」をいただきました音譜







 

 

 

 

 

【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

次回の

 

お稽古は 2018年 4月21日(土)

毎月 歳時記と和歌のお話しつき音譜

1月から夜7時の回も追加しました


ワークショップは 2018年4月22日(日)

茶道の神髄「侘び」を体感する

ワークショップですキラキラ

 

いずれも経験問わず募集中ですビックリマーク

見学も歓迎しております

事前にご予約をお願いいたします

Email : WAXWANE29.5@gmail.com
※WAXWANEは小文字にして

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