11月25日
海老澤宗香茶道教室のお稽古


 み吉野の 山の秋風 小夜ふけて
  ふるさと寒く 衣打つなり  参議雅経

すっかり寒くなり 暦のうえではもう冬ですが
紅葉の美しさも真っ盛りということで
晩秋の歌を取り上げました

アイロンのない時代
洗濯した布を生乾きの状態で「砧」(きぬた)にのせ
(「砧」は衣をのせる「台」のことです)
棒や杵でたたいて柔らかくしたり皺をのばしりしました
夜にはあちこちの家から衣を打つ音がしていたそうです

 


そんな民家の夕暮れの郷愁と
秋の侘しさを結び付けて歌われたのでしょう



毎月生徒さんの暮らしに役立てていただくため
次月の歳時記のお話をしています

来月12月のテーマは「正月事始め」

12月13日は「正月事始め」
旧暦12月13日は婚礼以外は万事に大吉とされる
「鬼宿日」にあたることから
年神様を迎える準備を始めるのにふさわしい日とされました
門松につかう松を「松迎え」をしたり
江戸城から庶民までがいっせいに正月の準備にとりかかります
大きな商家では「煤払い」が終わると主人を胴上げして
祝宴をひらきました

正月に欠かせない餅は
12月15日からつき始めました
使用人がついたり 買ってきたり
方法は様々でしたが
この時期に江戸の華となるのが
「引きずり餅」



注文に応じて餅をついて回る職人がいて
餅をつく道具一式を持参して
家の前でついて回ってくれました
景気づけになるので人気が高かったそうです

昔は何でも縁起を担いで
行事の日にちが細かく決められていましたが
そのような「ハレとケ」の区別が生活に張りを与え
心を豊かにしていたのでしょう




今年初めて炉を開く「開炉」

今回は茶事の流れに沿って
開炉のお祝いをいたしました

 



床には茶壺を飾りました

 

今は石臼で挽いた抹茶が

真空パックで売っていますが

 

昔は

お茶屋さんに茶壺を預けると

4〜5月に摘み取った茶葉を

甜茶(石臼で挽く前段階)

の状態にして詰めてくれます

それを冷暗所で保管して

11月頃に良い熟成具合になった

お茶をいただくのに初めて封を切るのです




まずは皆さんの目の前で炭を入れました



炉に真っ赤に燃える炭を見ると
気持ちがあがります






その後は懐石の略式で
「八寸」を
はっすん は酒のつまみで
海のものと山のものをお出しします
今が旬 牡蠣の燻製オイル漬けと
銀杏とムカゴ です





お菓子には炉開き恒例
「ぜんざい」



陰陽思想では11月は陰の気が最も極まることから

陽のものとされる小豆をいただくと

陰陽のバランスがとれるといわれています

 

 




一度「中立ち」として
別室に退席していただいてから

軸を巻き上げ花に



おめでたいので

紅白の椿を備前の砂金袋に


室礼をかえて



濃茶を召し上がっていただきました



薄茶は立礼で気楽に



自分の好きなお茶碗を選んで
ひとり一碗ずつ点てました





最後は生徒さんが持ってきてくださった
お土産でおやつ(?)タイム音譜

地元の隠れた美味しい逸品





出張先の銘品が
毎月一堂に会します










寒い冬でも 炉ひとつで
広間も温まってしまう程
火力が凄いんですアップ
炭で沸かした釜の湯で点てたお茶は
本当に美味しいですよラブラブ

 

 

 

【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

次回の

お稽古は 12月16日(土)

茶道を通じて素敵な日本を知りませんか音譜
ワークショップは 12月17日(日)

茶道の神髄「侘び」を体感するワークショップですキラキラ

 

いずれも経験問わず募集中ですビックリマーク

見学も歓迎しております

事前にご予約をお願いいたします

Email : WAXWANE29.5@gmail.com
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