監督:Stephen Frears
出演:Judi Dench、Steve Coogan、Sophie Kennedy Clark
2013/イギリス=アメリカ=フランス
★★★★★


いやー、この映画、最大の見どころは、
ジュディ・デンチとスティーブ・クーガンのケミストリー!
何ていうか2人の間合いが完璧なのですよ。

50年代のアイルランド。
18歳で未婚の母となり、修道院に送られたフィロミーナ。
生まれた息子は修道院によってアメリカに養子に出され、
息子の行方を追わないという誓約書に半ば強制的に署名させられてしまう。
それから50年、イギリスで家庭を築きながらも常に息子の身を案じていたフィロミーナは、
ジャーナリストのマーティン・シックススミスの助けを借りて
生き別れになった息子を探す決心をする。

映画はこの実話が基になっていて、
フィロミーナをジュディ・デンチが
マーティン・シックススミスをスティーブ・クーガンが演じています。

息子の行方を追って
この2人がアメリカに行くわけですが、
大衆紙を愛読し、恋愛小説大好きなフィロミーナと
スキャンダルにより職を追われ、物事をすべて斜めから見るマーティンの
やり取りがコミカルで
下手するとお涙頂戴になりがちなストーリーを
うまいことサラリと描いてました。

物語のキーの1つが宗教だったのですが、
無宗教のマーティンと
修道院で酷い目に合いながらも信仰に篤いフィロミーナの
やり取りが興味深かったです。
宗教が救いになるのかな、と思わせられるシーンがあったりして。
ま、修道女の振舞は欲求不満女のヒステリー的ではありますが。。


この映画の原作『The Lost Child of Philomena Lee』を出版したときの
マーティン・シックススミスの記事
http://www.theguardian.com/lifeandstyle/2009/sep/19/catholic-church-sold-child
に実際どうだったか的なことが書いてあって併せて読むと面白い。


それにしても、この映画の邦題
『あなたを抱きしめる日まで』
は、あまりにもセンチメンタルに過ぎるのではないでしょーか。。