長女が病気を発症してしばらくは、拒食に飲み込まれていく本人も
不安に支配される家族も大混乱でした。
何をどうすることもできない…
親が落ち着いて覚悟を決め、嘆くのではなく立ち向かう準備ができるまで
この病気の制御不能な期間は続くのではないかと思います。
私も別人のような娘の言動に振り回され、発せられる耳を疑うような言葉に
いちいち傷ついてしまう情けない母親でした
でもあの時聞いた言葉のほとんどは、病気の言葉だったとわかる時が来ます。
「本当はご飯が好きじゃなかった。米なんかもう一生食べなくていい」
忘れられないこんな言葉もありました。
今、娘は毎食ちゃんとご飯茶碗八分目まで盛って食べています
だって娘はごはんが大好き
料理も食べることも好きで、なにより本来の娘は食を楽しむことができる人です。
だから聞き流しましょう。今だけは。
心配でしかたないけど、大切で守りたくてしょうがないけど
いま病気の渦中にいるお子さんの口から出る言葉だけは、そのまま真に受けず
軽く相づちをするだけにしてみましょう。
その声を聞いて受け止めてあげるだけでいい。
何を言っているかではなく、息をして声を出しているだけでいい。
自分の意見を、要求を、言葉に出して伝えているだけですごい。
ああ、子供は私の目の前で生きている。
そう思えたらずっと楽です。
楽しましょう。もっと楽していいんです。
持久戦ですから。楽できるところは楽していきましょ
ではまた