展示するまでに・・・・・・!! | エビのつぶや記カニのぼや記

展示するまでに・・・・・・!!

どうもパー

最近本や図鑑を買いすぎて金欠気味の出費・・・・・・かに座かに座です

(今さらながらネット通販って便利!!でも怖いドクロ)



本日はある小さなエビを展示するまでのお話ビックリマーク


数日前から展示を始めたのがこちらのエビ

(専門家以外でこのエビを知っていたら(珍しいとわかっただけでも)

マニアを超えて”変人”です)
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その名も・・・・・イッカクヒメセミエビ

背中の突起が一角獣のように見えることからこの名前が付けられましたビックリマーク

めちゃくちゃカッコいい 体長7㎝ほどの小型のエビです

なんと日本では5個体目の発見で、生きた個体の展示はおそらく日本初ビックリマークとなります

(こんなちっこいエビを堂々と展示できるのは当館だけでしょうが・・・・・あせる)



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このエビを採集したのは小笠原諸島母島の漁師さんうお座


漁師さんが採集したものを水族館で展示というのは、水族館では当たり前で

当館展示の地元産生物はほとんどこのパターン


でも今回は小笠原!!!どうやって当館へはてなマークはてなマーク・・・・・・・ってなると思いますが

そこで登場するのが小笠原母島の歩く図鑑と呼ばれる”J氏”の登場です!!


普段はダイビングやネイチャーツアーのガイドをしているJ氏ですが

実は知る人ぞ知る超生物マニア!!

母島では島民全員がJ氏のマニアぶり(生物好き?)を知っているようで

珍しい生物が採れれば届られるのはもちろん、産卵に来たウミガメが

川に入ったりすると夜中だろうが家にまで呼びに来るんだとか音譜

(いろんな意味で自然のアオウミガメに関しては今日本で一番すごいヤツですグッド!)


そんなJ氏のもとに不思議な形をしたこのイッカクヒメセミエビが

届けられるのは必然もちろん

漁師さんもわざわざ生かして持ってきてくれたとかビックリマーク


ここですごいのはJ氏の生物を見極める眼!

見てすぐに「これは珍しい!!」とわかったのか写真付きのメールを

当館に送ってくれました手紙



そして当館で調べた結果・・・・

(正確にはイセエビ類分類の大家S先生に論文とご指導をいただきました!)


エビの正体が分かりすぐに知らせたところ


母島の水槽で飼育して機会を見て当館に輸送してくれることにクラッカー


で、3月末日J氏の熱意を汲み取った上司の”N氏”が発泡スチロールに入れた

イッカクヒメセミエビを手に持って27時間という船旅と20時間の陸移動を経て

当館まで届けてくれました船

本当にご苦労様でしたパー



漁師さんがいなければ何にもなかった!

でもJ氏がいなかったら獲れてもゴミとして扱われていたかも!!

そしてそんなかなりマニアックなJ氏を理解し協力してくれるN氏がいたからこそ!!!

今回の展示となりましたビックリマーク



たった1匹のエビがやってくるまでにこんなドラマがスゴイはてなマーク



たかがエビ!されどエビ!!のかに座かに座でした


次はどんな生物がやってくるのやら・・・・・・・・・・わくわく




*追記  2013.4.23

エビの大きさです!!


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☆参考論文


HOLTHUIS,L.B.2002:The Indo-Pacific scyllarine lobsters(Crustacea,Decapoda,Scyllaridae).Zoosystema,24,499-683.


関口秀夫・木村昭一・井上誠章 2009:本邦水域の初記録および稀種のヒメセミエビ

類4種.タクサ,26,1-11