今回の台風10号は過去経験のない台風だと気象台も伝えていますので、家屋や道路、農作物等の被害もかなり心配されます。

 農業では、ビニルハウスの倒壊、秋冬作の準備をしているマルチが吹き飛ばされたり、野菜の葉茎が吹き荒らされたり、ナシ、ブドウ、柑橘類などは果実が飛ばされたり、海沿いでは海水の飛散で塩害を受けたりと数えきれないと思います。

 今朝5時の台風10号は薩摩川内市の南西30kmに中心があるようです。

 昨日の夕刻以降、鹿児島市も風雨が強くなり、夜中も強風の音と雨戸もサッシも音を立てながら揺れて恐怖と不安を感じました。6時半現在でも断続的に吹いています。 この後も日本列島を沿って北上していく予報のようです。台風から離れていても大雨の予報も出ています。

 各地の被害が最小限で終わることを祈るだけです。

 左下の写真は昨日午後の伊佐市の水田の様子です。イネの穂が出たばかりですが、吹き荒らされていないことを願います。

 毎年、台風通過に伴い農作物への被害が起こります。私のハードディスクにも過去の被害の写真がありますが、それ一部が次の2枚です。

 2022年9月の台風14号では、すでに穂が出来ているイネが倒伏し完全に水に浸かりました。

 2018年9月の台風24号では、サトイモの葉が吹きちぎられ、土中の親芋と子芋が離れてしまいました。

 ただ、この写真の被害は、まだ小さいうちだと思います。とにかく心配です。