パーラーギンギン丸本社
『新台はどうなんだ??』
「まあエヴァボチボチ。魔戒319とアナザーは…お察し下さい」
『で、あるか…つかルパン追加とかやらかしたわ〜!もう飛んじまったやないかーい!
はぁ 色々つらたん…』
「後入れは難しいですな…」
!!!
『がしかし落ち込んでも仕方がない!皆を集めてくれ、緊急会議だ。来たる2017年、我々ギンギン丸は変わるぞ!私の決意表明をする!』
「御意!」
3時間後…本社会議室
『諸君、日々の激務大変ご苦労である。にも関わらず、結果が伴わないのは全て私の責任だ。誠に申し訳ない』
『私は間違っていた。大手競合店の動向を気にし過ぎた。過去の我々ギンギン丸の栄光を引きずり過ぎた。結果、我々ギンギン丸のカラーを失ってしまっていたのだ。』
『世の中には「美人は3日で飽きる」何て言葉がある』
(?え、何突然?)
『更に世の中には「B専」なる言葉もある』
(アカン完全おかしな展開だぞコレ…)
『2017年、我々は独自の色を出したい!つまりだ、美人でそこら中に導入される大型コンテンツに頼らない、味のあるブサイクな機械中心の機種構成にするのだ!』
『まずは本店の大改革を断行する!名付けて、B専プロジェクト…BPJTだ!詳細は追って連絡するが、本店で手ごたえを感じたら即、全店にBPJTを発動するので心してくれ、以上!解散!』
…本部長室
「しかし本部長、一体何を??」
『BPJT第1弾の目玉はな…CR天下一閃!これだ。実はな特殊部隊に命じ既にBOX分揃えてある』
「BOX!?し、しかも本部長、あの台は相当シビアな●ギ調ピーが必要で今の店長達には…」
『案ずるな、ク●はワシと常務がやる。そしてヘソのア●シ●しか知らない店長達に我らのテクニックを伝授するぞ!』
「じ、じ常務!?かつて●ギのカリスマと呼ばれ、数々のプロ連中を翻弄した常務が現場復帰ですか!?いや〜感動す!」
『そうなんだよ、実は常務がプライベートで天下一閃にハマっていてな。どうしてもウチに入れろ!ってうるさくてな(笑)ま、昔の血が騒いだんじゃね?(爆笑)』
「そんなノリでPPAP的なBPJT…」
『そそ、PPAP的なBPJT♪』
『あとなフルパンも手配済みだ。スペックは弱いが我々の決意をお客様にアピるにはあの古臭さが必要だ。それとSOD!+中古のアダルティー系パチンコでBOX構えるからな♪頼むぞ!』
「SODも常務の指示でしょうか?」
『ん?ワシの趣味だが?』
「…御意」
撤去問題に揺れ疲弊した、
2016年が間も無く終わり、
2017年が幕を開ける。
明るい見通しは何も無いが、
やらねばならないのだ!!
それでは皆様、良いお年を!!