雨がふったり雪がふったり、空はいつも鉛色で夕暮れどきにカラスの群れが街の電線を黒く埋め尽くしたりしている。そんななか、ぽんと一日だけ晴天の日があったので、札幌芸術の森美術館へ出かけた。館内では「ロートレック展」をやっていた。ロートレックは、有名なムーランルージュのポスターくらいしか知識がなかったので、書きかけの素描のようなちっぽけな作品たちは、私には少々退屈に感じられた。野外美術館は冬季閉鎖中だった。せめてその分入館料を安くしてくれてもいいのになあ、と思った。
最近、妻がお菓子づくりにハマったようで、台所のカウンターにはいつも手作りのクッキーやパウンドケーキがたくさん積まれている。冷蔵庫ではバター、板チョコ、小麦粉などの食材がレギュラーポジションに鎮座している。私は甘いものにそれほど興味がないんだが、口寂しいときなんかに、ついつい手が出て結局全部食べてしまう。来月早々に健康診断を受けるというのに、太りすぎやしないか、ちょっと気がかりだったりする。
小林克也の例の番組は、ここにきて私好みの曲がたて続けにオンエアされて個人的にとても嬉しい。ビリー・アイリッシュの「Birds of a feather」は、クールでチルアウトな感じのゆったりしたリズムといい、あふれ出る愛情をつづった歌詞といい、私は勝手に、シャーデーの「Kiss of life」みたいなスタンダードナンバーになるだろうと思っている。この曲の入った最新アルバムが先日、ブック・オフの中古で2,000円くらいで売っていた。買うかどうしようかお悩み中。
ちなみにこの日はラーメンを食べました。「てつや」の味噌ラーメンは札幌のスタンダードだと思う。



