成功しても魅力がない人 | 江波戸武士

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仕事でもスポーツでも勉強でも、この人より上に行きたい、この人に勝ちたい、この人には負けたくない、などといった相手がいるものです。そうした勝負に勝たなければ、敗北感を感じてしまうかもしれません。

 

しかし、だからといって、そうした相手が、あなたの敵というわけではありません。戦うべき相手は、あなたの外側にいるのではありません。あなたの敵とは、あなたの中にいる自分自身のことなのです。

 

何かを達成したいと思ったら、毎日の継続した努力が必要になってきます。そして、自分の思い通りに行かなかったり、自分が成長していると感じられない時期が続くと、「やっぱり自分には無理なんだ」とか「もうこれぐらいで十分だろう」などといった思いが出てきます。

 

このような、自分が自分の成長を放棄したり、あきらめてしまう気持が、あなたが戦うべき本当の敵なのです。それは、あなたの中にいるということです。

自分の敵は自分の中にいる

自分の中の敵ではなく、外側にいる誰かに勝つことを目的にしてしまうと、多くのものを失ってしまいます。もちろん、負けるよりは勝つほうがいいに決まっていますが、それは相手があることなので、自分自身でコントロールできることではありません。どんなに頑張っても、勝つときは勝つし、負けるときもあるということです。

 

 

勝つことを目的にしてしまうと、本来は成長を競い合う相手のことを、敵視するようになります。そうすると、こいつには絶対負けたくない、という気持が先行してしまい、自分の成長が二の次になってしまいます。

 

あいつよりお金を稼ぎたいとか、あいつより出世したいとか、あいつよりいい人と結婚したい、などということに夢中になっているうちに、自分の中にいる敵と戦うことを忘れてしまうのです。結果、表面的な成功を手に入れることができたとしても、人間的にはまったく成長することなく、魅力のない人間になっていってしまうのです。

 

それでも勝っているときはいいですが、勝てない時期が続くと、必要以上に悩んだり、自暴自棄になったりしてしまいます。挙げ句の果てには、努力すること自体をやめてしまい、人間的魅力をどんどん失っていっていき、周りから見捨てられていってしまうのです。こうなって初めて、戦うべき敵は外側ではく、自分の中にいたんだとういことに、ようやく気づく人もいるのです。

自分の中の敵に気づいていますか?

自分が勝たなければいけない相手とは、自分という内なる敵だけです。これは、すべての人に言えることです。自分という内なる敵に勝たなければ、人間として成長していくことはできないのです。

 

 

なので、誰かに勝つことではなく、自分自身を成長させることを目的にしたほうがいいと思います。そうすれば、勝負に勝つことは二の次になりますので、他人に振り回されることがなくなるのです。

 

自分が成長して、結果的に、外側の敵に勝つことがあると思いますが、そんなときは、もっと努力していこうという意欲が湧いてきます。また、自分が成長したけど、外側の敵に勝つことができないときでも、自分の頑張りに充実感を感じることができます。そして、次は必ず勝てるようにしよう、という励みに繋がっていきます。

 

自分の敵は自分の中にいる、ということに気づくことができれば、他人の言動に振り回されることがなくなっていきます。そして、自分自身を成長させることにフォーカスできるようになります。あなたが勝たなければいけない相手は、あなたの内側にいるということです。そのことを常に意識していれば、あなたはどんどん成長していけると思います。