「IKKI-QZ」の箱を開けると本体と接続用のギボシ端子のオスが入っています。データ通信用にはシールド線(裸線)と緑線・オレンジ線の3本を使用して赤黒の電源線から12ボルトを供給します。
データを魚探本体に入れるには電源ケーブルに併設されているNMEA0183-RS422インターフェースケーブルを使用します。
ロランスの電源ケーブル(PC30という品番が頭に付くケーブルです)にはコネクターからのケーブルが1本のものと2本のものがあります。NMEA0183ーRS422インターフェース仕様のケーブルは二本のものです。二本線の電源ケーブルが収縮チューブで束ねられています。先端で一本にまとまっていますがNMEA0183側の先端は収縮チューブで軽く止めてあるだけですので簡単に抜くことができます。
NMEA0183ケーブルはこのように細い5本のケーブルが入っています。そのうち使用するのはシールド線(裸線)と緑線とオレンジ線の3本です。残りの二本は使いませんので切ってしまいます。
梱包に入っているギボシ端子をそれぞれのケーブルの先に圧着してアンテナ側のケーブルに接続します。
それぞれのケーブルの色は次のようになります。
NMEA0183-RS422ケーブル側 IKKI-QZ側
オレンジ オレンジ
緑 緑
シールド(裸線) 黒
後はIKKI-QZ側の赤黒電源線に12ボルト接続用のワニ口クリップなどを取り付ければ完了です。
次に魚探本体側の設定を行います。ここではHDSやエリートTiのタッチパネル仕様のOSをベースに説明します。
先ずメニューの中の設定のタブの下の方にある「ネットワーク」を開き「NMEA0183」のページでシリアルポートの通信速度を9600に変更してください。これで接続しているIKKI-QZを自動認識するようになります。
次に同じ「ネットワーク」のページの「データソース」を開きその中の「GPS」を選択、「AllData(グローバル)」の中から「NMEA0183Port1」にチェックを入れて下さい。これでGPSが本体内蔵アンテナからIKKI-QZに切り替わります。
以上で接続・設定は終了です。
一点注意が必要なのがNMEA0183-RS422に既にヘッディングセンサーなどが付いている場合はIKKI-QZかヘッディングセンサーのどちらか一つを選ぶ必要があるということです。
入庫した現品は以下に出品しました。
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