勤務先は「タイの観光地レストラン」と聞いていた。
ところが、空港に着くや否や目隠しをされ、バスに乗せられ、
着いたのはカンボジア国境付近の見知らぬ施設。
そこから先は、逃げ場のない監禁生活だった。
オンライン詐欺のノルマを課され、
殴る蹴るの暴行、電気ショック、そして「臓器を取るぞ」という脅し。
「海外就職」「高収入」「初心者歓迎ITの仕事」といった
言葉に誘われて帰ることができなくなった生産世代。
どのくらいの被害者がいるのかということすら把握することが難しい。
オンライン上の犯罪は、法規制の行き届かない国に拠点を置くことが有利だということで、カンボジアは世界的な詐欺組織の拠点となっている。
こういった組織は、国の政府要人と近い関係、警察も買収されているから、全く手出しができないのかというと、そうでもなく、ミャンマーなどと比べればまだ可能性がある。
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