ソールの違い(シンタードとエクストリュードあるいはエクストゥルード)第1巻 | peeper's blog

ソールの違い(シンタードとエクストリュードあるいはエクストゥルード)第1巻

ソールの違い。(シンタードとエクストリュードあるいはエクストゥルード)の話し。

素人が知っている知識を振り絞っているだけなので、
間違い多数含まれている可能性がある事をご了承下さい。

一般的に言われることです。

シンタードベースの方が高く、
エクストリュードの方が安い。

シンタードベースの方がワックスの乗りが良く、
エクストリュードの方がワックスの乗りが悪い。

実際のところその一般論は間違っていません。

シンタードベースと、
エクストリューテッドベースですが、
製法の違いから単純に言うとその密度に差がでてきます。


エクストリュードベースですが、
押出し成型で製造されます。
分子量は押出し成型することができる程度の低さです。

そしてシンタードベースですが、
押出し成型では製造できません。
パウダー状の原料を加熱し圧力を掛けて成型されます。
分子量はエクストリュードベースの10倍とか言われています。


で、ここまで来て僕も思ったのですが、
エクストリュードベースの分子量が低いというなら、
単純に分子間の隙間も多いからワックスの乗りも良さそう。
と、考えたのです。

ですが、そんな単純な話しではありません。

シンタードベースの製法を思い返してください。

原料となるのパウダーへ熱と圧力で結合させます。
そのパウダーの一粒一粒の無数にある細かい隙間へ、
毛細管現象によりワックスが深く染み渡り、
その成分を長く保持するのです。

なるほど。

それに比べエクストリュードベースでは、
その表面にワックスが乗っているだけなので、
表面から滑ることによりどんどん剥がれてしまうのです。


だから、
単純に考えると、

シンタードベースの場合、
ベースワックスからしっかりと時間を掛けてソールを仕上げます。
手間と時間を惜しまずにやればそれだけ効果があります。

対してエクストリュードベースでは、
シンタードと同じように手間と時間を掛けてベースを作っても、
ちょっと滑ったらその手間と時間はすぐ剥がれてしまいます。


ここまでみると値段以外シンタードベースの方が良い様に思います。
もちろんお金に余裕があるならばそれは間違いないかも知れませんが、
一般的に考えると意外とエクストリュードベースにも利点があります。


その利点を簡単に書いておきます。

1.
シンタードベースはワックスの染み込みは良いですが、
しっかり染み込ませる為には手間と時間が掛かります。
逆を言えばそこまでの手間と時間を掛けないとしっかりとした滑走面ができないので、
エクストリュードベースで簡単に数回こなす方が楽と考えられます。
ましてやレジャーシーンでそこまでやる必要がないと考えている方は多いと思います。

2.
シンタードベースは硬い滑走面のため修理が難しいです。高いのに修理しにくいなんて・・・。

3.
シンタードベースには炭素を多く含んだものもありますが、
低温時や雪が乾燥している時はベースバーンになり易くなってしまいます。
エクストリュードベースはシンタードに比べ柔らかいためベースバーンになりにくいです。

4.
シンタードベースの方がエクストリュードベースに比べデリケートなため、
滑りに行ったら毎回ワキシングする必要があります。
コンディションを保てずベースバーンになったまま滑り続けたりすると、
表面の組織壊れてしまいます。
しかし、エクストリュードベースはそんなに神経質になる必要はありません。
ワックスが切れたまま滑ってもあまり意外と滑れますし影響ありません。

5.
他にも色々あります。


というように、
シンタードベースは初心者向きではありませんし、
ずぼらな人にも向きません。

でも、しっかりメンテしたときの滑りの良さは比較になりません。
だからレース用は全シンタードベースです。

シンタードとエクストリュードの差、
ここは非常に好みの分かれるところだと思います。