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代表的日本人 (岩波文庫)/内村 鑑三



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「機会には二種ある。
 求めずに訪れる機会と
 我々の作る機会とである。
 世間でふつうにいう機会は前者である。
 しかし真の機会は、
 時勢に応じ理にかなって我々の
 行動するときに訪れるものである。
 大事なときには、
 機会は我々が作りださなければならない」

         〈by 西郷隆盛〉

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内村鑑三氏がこの本で紹介する
日本人に西郷隆盛が含まれています。

氏は西郷さんの「敬天愛人」の思想に
いたく共感しています。


「天はあらゆる人を同一に愛する。
 ゆえに我々も自分を愛するように
 人を愛さなければならない」

このような人の大切さを結晶化させた思想をもち
実際に、近辺の人々にはそのように行動したのが
西郷さんでした。

しかし一方で、幕末、西郷さんが企画し実施した
権謀術数は、龍馬をも翻弄しました。

純粋で子どものようだけれども
現実的で合理的にものごとを運ぼうとする。

そんな「現実主義者」の一面を思わせるのが
今日の言葉だと思います。

なるほどです!

実際、天から棚ぼたもある。
「なんでこんな幸運が!」と驚くこともある。

しかし、「神頼み」は、そうそうあるものではなく、
自分自身で「機会」(チャンス)をつくりだす
行動を実際におこしていかなくてはならない。



司馬遼太郎さんは、西郷さんを書いていて
「書けば書くほど、この人物がわからなくなる」
と、何かの本で言っていました。

現実主義者でありつつ
理想主義者でもある。

二律背反な人格を内に抱え込むことのできた
大きな人物だったからこそ
歴史を動かす「代表的な日本人」なのでしょう。



チャンスは自らの手で!



大切にしたい西郷さんの教えです。






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