$リーダーへ贈る358の言葉

週を一歩前進の火曜日!

本日もお仕事、ホントウにお疲れさまです。

街を歩いていましたら、水仙が咲いていました。足早に過ぎ去る人々の流れにさからい、足をとめ、写真をパチリ。皆さんにギロギロ見られて、なんだか異端児気分でしたけれど、気にせず、さらに1枚、2枚と・・・・。花を見るたび、よくぞ、これだけの造形美を自然は創り出したものだと、感心します。自然は天才ですね。

さて、今日の言葉は、長く読み継がれる日本のベストセラーである、こちの本から。
 
 君たちはどう生きるか (岩波文庫)/吉野 源三郎


***

「自分たちの地球が宇宙の中心だという考えに
 かじりついていた間、
 人類は宇宙の本当のことがわからなかったと同様に、
 自分ばかりを中心にして、物事を判断してゆくと、
 世の中の本当のことも、
 ついに知ることが出来ないでしまう」

***

 この本の主人公は、中学生の男の子です。名をコペル君と言います。もちろんあだ名です。銀行の重役だったお父さんを亡くし、郊外の小さな家に引越をして、母ひとりに育てられています。近くに叔父さんが住んでいます。お母さんの弟です。大学出たての法学士である叔父さんがコペル君の父親がわりです。この叔父さんがコペル君というあだ名の名付け親です。

 本に描かれている時代は、東京都が「東京市」と呼ばれていた頃です。この本が出版されたのは1937年のことです。昭和12年ですね。今から約70年前。
 ちなみに、今朝、この本をアマゾンで検索したら、順位は292位でした。恐らく、一時的なものではないと思います。それだけ今尚、読まれている本です。

 ちょっと昔のお話ですけれども、人のことにまつわる「大切なこと」が優しい文体で書かれています。「今日の言葉」もそうだと思います。吉野氏の筆力のすごさをひしひしと感じます。「難しいことを優しく書く」は、文章の上達の基本ですね。私のことはおいときまして(^_^;)

 はるか昔、宇宙の中心は地球だった。地球を中心に太陽も月も回っていると考えられていた。天動説です。ところがコペルニクスがあらわれて、「そうじゃない、地球の方が太陽をまわっている」と唱えました。地動説です。
 この考えは、教会の力が強かった当時、無視されました。迫害もされました。ガリレオ・ガリレイも迫害されたひとりです。コペルニクスの死後、「地動説」が認められまでに、数百年の時を必要としました。

 ある考え方が、自己中心的で間違っていたと知り、それまでの考えを捨て、新たな考えを受け入れ生き直していく。私たちによくあることです。そんながらりと考え方が変わることを「コペルニクス的転回」と表現することがありますね。180度、考え方がかわってしまう。そうした体験をした人を外から眺めた時、「あの人はほんとに人が変わって、よくなった」と言います。

 コペル君は叔父さんと銀座に行きます。デパートの上からたくさんの人を眺めて不思議な感覚を覚えます。自分はそれら多くの人のひとりに過ぎないことを、ふと感じ取ります。子どもから大人になろうとする時によく起こる、自己の相対化ですね。
 自己の視点は常に自分を軸にしている。しかし、これを逆から眺めてみるとどうなるのか。自分というものは、自分が考えている自分とは、まったく違うものじゃないのか。そんな問いが、心に浮かんでくる。これは、自分以外の何かに対して心がより大きくひろがっていくことで、確かな「心の成長」の証ですね。

 叔父さんは、そうした自己中心から脱却しようとする考え方を忘れないで欲しいと願いをこめて「コペル君」と名付けます。

 自分を中心に考えてみる。
 自分を中心にしないで考えてみる。
 どちらが正しいか正しくないかではなく、
 思考の軸を柔軟に移動させることが、
 心の成長につながってゆくのだから、
 試してみる価値はある。


あなたの「思考の軸」を大切に!

***

今日も、あなたらしいリーダーシップを発揮して
【しなやかなリーダー】としての
ご活躍を心からお祈りしています。晴れ




元氣・勇氣・やる氣で(^O^)/





by EARTHSHIP COUNSULTING




AD