$リーダーへ贈る358の言葉

週の真ん中水曜日!

本日もお仕事、ホントウにお疲れさまです。

昨日の夜はひどい雨でした。
終電近くで家路についたのですけれど、
バタバタと音をたてて雨が降っていました。
一夜明けて、雨が東京の空気をきれいにしてくれたからか、
太陽の光を浴びようとバルコニーに出ると
いつもとは違う、素晴らしい光でした。
爽やかな冬晴れの東京です。

そういえば今日は二十四節気で「冬至」です。
1年で最も昼が短く、夜が長い。
今日は長い夜で、飲むにはもってこいですね。
そうそう、子どもたちをゆず湯にいれてやらねば。
やっぱり、師走は忙しいですね。

今日も『棚から一言』です。

勇気ある言葉 (集英社文庫 46-B)/遠藤 周作


***

「ホラを軽薄なものとして否定するのはやさしい。
 しかし、ホラにはホラの効用がある」

***

1970年代に出された本ですけれど、
遠藤周作さんのおもしろ楽しい一面がうかがえる
今も十分に楽しめタメになる、
言葉にまつわるエッセイ集ですね。

この本に、こんな例が紹介されています。

ある有名な会社の社長から遠藤周作さんが聞いたお話。
その社長さんは平社員の頃から、

「自分は必ず社長になる、自分は必ず社長になる」

と、毎日自己暗示をかけてきた。
で、実際、社長になってしまい、
これは自己暗示のおかげだと、社長は苦笑していたそうです。

また遠藤周作さんは、山登りを例にとって、
こんなことも書いています。

仲間と山に登る。なかにリーダーがいる。
登りの道は厳しく、誰もが頂上への道をあきらめそうになる。
そこで、リーダーが、

「もうすこし頑張ると、道が楽になる。
 足もなれて随分、歩きやすくなる。
 その上、頂上ちかくにはヒュッテが作られていて、
 そこには甘いものもビールもそろっている。
 もう少し、我慢しようじゃないか」

そう皆を励まし、いざ頂上へ到達。
ところがヒュッテはないし、ビールもない。
なんだ騙されたと思うが、その素晴らしい絶景に感動し、
やはり登ってきてよかったと誰もが思う。

この例から、遠藤さんは

「ホラが峠をきめる」

と、楽しい言葉を私たちに提案してくれます。

もちろん、これは「洞ヶ峠をきめる」をもじったものです。

山崎の合戦の時、秀吉と明智のどちらにつくかで
迷った筒井順慶が、その形勢をうかがって
どちらにもつかなかったという歴史から生まれた故事で、
どっちつかずの態度のことを
「洞ヶ峠をきめる」と言いますね。

でもまあ「ホラが峠をきめる」はこれまた
なかなかの格言です。

社長の話は、自己暗示における
「アファメーション」のことで、
山登りに関しては、リーダーが「ビジョン」を示す、
という話につながります。

「ビジョン」というのも、よく考えてみれば
未来のことを描いているわけですから、
「ホラ」と言えば「ホラ」なわけですよね。

リーダーはその「ホラ」を皆が信じられるように
うまく「ホラ」をつく。

「アファメーション」も、将来のなりたい自分を思い描き
自分に暗示をかけていくわけで、これまた「ホラ」です。

でも、ホラといって、あなどれないのは、
誰もが100%そうなるわけではないけれども
やっぱり時に、ホラが現実になるからですね。


「ホラが峠をきめる」


なんとも楽しく味わい深い言葉です。


虹


さて、今日の言葉も

『竜馬がゆく(八) 』(文春文庫 P382)からです。




***

『この長い物語も終わろうとしている。
 人は死ぬ。
 竜馬も死ななければならない』

***

20代の頃、この文章を読んだ時に、
どういった感想をもったのか、まったく記憶がありません。

ただ、私にとっての「死生観」の基礎を
『竜馬がゆく』がつくってくれたことは間違いありません。

『竜馬がゆく』を初めて読み終えた頃を思うと
まさか自分が、結婚して、3児の父になり、
サラリーマンを辞めて、独立し、本も書き、
さらに、こうしてアメブロを書いているとは・・・(笑)


 思わぬことだらけです・・・。


まったくの想定外の人生を私は歩んでいます。

でも、私という人間の人生の物語も必ず終わりがくることは、
もちろん想定内です。死なない人はいません。


「死」をどうとらえるのか・・・。


それはあまりに重く、考えることを
無意識が回避しようとします。

でも、わかっているのですね。

「死」があるからこそ、人は、限られた人生を大切にし、
他人にも優しくすることができることを・・・。

(現実は難しいのですが・・・)


 今の地点から未来を眺めることもひとつ。


 死の地点から今の自分を眺めてみるのもひとつ。


司馬さんは、こう書いています。

竜馬の

「死の原因がなんであったかは、この小説の主題とは
 なんのかかわりもない。
 筆者はこの小説を構想するにあたって、
 事をなす人間の条件というものを考えたかった。
 それを坂本竜馬という、田舎うまれの、
 地位も学問もなく、ただ一片の志のみをもっていた
 若者にもとめた」

司馬さんがもった疑問、主題を念頭におきながら

『竜馬がゆく』を再読すると、

また違った想いが生まれてくるかもしれません。


「事をなす人間の条件」


私もそれを追いかけ、
もちろん、まだまだわからないでいます。


あなたの「人生の主題」を大切に!



***

今日も、あなたらしいリーダーシップを発揮して
【しなやかなリーダー】としての
ご活躍を心からお祈りしています。晴れ



元氣・勇氣・やる氣で(^O^)/



by EARTHSHIP COUNSULTING




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