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ヘッセ詩集 (新潮文庫)/ヘッセ


***


「すべての願いを諦め、
 目あても欲望ももはや知らず、
 幸福、幸福と言いたてなくなった時、
 
 その時はじめて、
 でき事の流れがもはや
 お前の心に迫らなくなり、
 お前の魂は落ちつく」

***

今日の言葉は、 
ヘルマン・ヘッセの「幸福」という
タイトルの詩の一節です。

女子サッカー「なでしこJapan」の
大活躍で、「あきらめない」という言葉が
多くの人の心に残っていると思います。

なのに「願いを諦め」というのは
なんだか、今の雰囲気に
水を差すようです。

ただ、澤選手はNHKの特集番組で
同点に追いつく奇跡のゴールを
なしとげた時の心境をこう語っていました。


「無心でしたね」


なるほです。

勝つことは、もちろんあきらめない。
あきらめていないながら、
何もかもに
執着しない「無心」の瞬間が生まれる。

その時、「魂は落ち着き」、
何事かを成す心境となる。


「あきらめる」

という言葉には、
物事の本質が「明らかになる」
という意味もある。


人は「無心」になれた時、
人生の本質を
無意識のうちにつかむのであろう。



EARTHSHIP CONSULTING 松山淳

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