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死と愛――実存分析入門/みすず書房


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「具体的な職業が充足感を与えない場合には、
 罪は人間にあるのであって職業にあるのではない。
 職業それ自身は人間を他のものによって
 代え難いものにするわけではない。
 職業はただその為の機会を提供するだけである。」


 (by 心理学者 V・E・フランクル)

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ビックリマーク仕事とは人を代え難いものにするチャンスである!


否定が連続するため、ややニヒルな感じのする、今日のV・E・フランクルの言葉です。でも、否定をとりのぞいてポジティブに捉えるなばら、上に記した通りのことです。


合格仕事はその人を個性的な存在へとどこまでも高めていく!


 つまり、フランクルはそういったことを言いたいのです。ご存知の通り、フランクル教授は、ナチスの強制収容所から奇跡な生還をとげた心理学者です。その経験を著した『夜と霧』は、世界的なベストセラーとなり、今なお世界中で読まれています。

夜と霧 新版/みすず書房



 彼は、強制収容所での人間がゴミくずのように殺されていく壮絶な体験から、「人生の意味」の大切さに着目し、「ロゴセラピー」という心理療法を確立した人でもあります。


「今日の言葉」は、『死と愛』(みすず書房)にある「労働の意味」という一節からの引用です。


私たちが働くことには、どのような意味があるのでしょうか?


 これに対する答えは、まさに百人百様であり、「意味などない」という識者もたくさんいます。ただ、「意味の喪失」は心にダメージを与え、人を失望の激流へと誘い込み、生きる力を失わせます。
 その逆に、「意味の充足」は、人に「生きる力」を与えて、笑顔をもたらします。難しく厳しい仕事でも、そこに「意味」を認められるならば、人は、その難題に立ち向かっていく勇気をもつことができます。だから「意味」を満たすことが大事!

 それは、フランクル教授が、20世紀最大の残虐行為であり悲劇といわれるナチスの収容所を「生き抜いてきた体験」をベースにつくられた考え方なのです。

「働く意味」を満たすために、人から教えてもらったり、本を読んだり、旅に出たり・・・私たちは、さまざまなかたちで「意味の充足」をすることができます。そして、難しいことでも、嫌なことでも、背を向けたくなることでも、仕事そのものに没頭していくことで、


ひらめき電球「意味を感じないとてつもない充足感」


という逆説的な「意味の充足」をさせることができます。

 多くの20世紀の心理学者たちが指摘してきた「フロー体験」「至高体験」とは、まさにそれであり、言葉は難しくとも、言ってしまえば簡単で、


クラッカー「深い集中状態にある時の我を忘れる心地よさ」


という表現も可能でしょう。

すると、こうした考え方も成立していきます。


ビックリマーク「意味とは求めるものではなく、体験を通して感じられるもの」


ドイツ哲学者オイゲン・ヘルゲルが『弓と禅』で師から言われた

「話はやめて、稽古しましょう!」

という言葉も、そこに通底していくのです。


松下電器工業(現 パナソニック)の創業者松下幸之助さんは、よくこういっていたそうです。



メラメラ「ごちゃごちゃいわんと、やってみなはれ」



やってみることで、そこにある意味が立ち現れ、私たちはそれを感じ、満たしていくことができる。
誰かかから与えられる意味より、自分でやって、体験して、そして感じられる意味のほうが、数百倍、数千倍、数万倍、心地いいはずです!




ですので、



クローバーやってみることで見つける意味を大切に!



2013年、最後の月となりました!


晴れ今日も、リーダーとしてのお仕事、がんばってください\(^_^




リーダーシップ・スタイリスト 松山 淳




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