人間をみつめて (神谷美恵子コレクション)/みすず書房


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「簡単に手に入ってしまうような所有物は、
 永続的なよろこびを人間に与えることはないだろう。
 たえず新しい発展や成長を約束するもの、
 たえずこちらの生命をしぼり出さなければ
 ならないようなものをこそ、人生目標とすべきだろう」



 (by 精神科医 神谷美恵子)

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あるものが簡単に手に入ることを
人は、あからさまではないにしても
心のどこかで思っている。

苦労はしたくない。

とても素直な人間の欲求で、
同時に、とても大事な欲望だ!

人は「苦労したくない」と思うから
科学技術を発達させ、
文明を開化させきた。

車だって、飛行機だって、携帯電話だって
パソコンだって、ネットだって、
その根底には、

「人の苦労を少しでも和らげ、便利さを」

という哲学が横たわっている。

だから、「苦労したくない」という
気持ちを頭から否定してはいけないと思う。

怠け者といわれようと
世の苦労をなくそうとして、
人の文明は進化をとげてきた。

ただ、それらの文明の利器を発明、
開発するのには、
ただならぬ苦労が求められる。

神からの啓示で、
一瞬にしてできたものも
あるだろうけれど、
多大な汗が、文明の発達には必要だ。

でも、その苦労が大きければ大きいほど、
コトが成ったときの感動や喜びは大きい。

その仕事に携わった誇りももてるし、
何より人間として一回りも二回りも大きくなれる。

苦しい仕事をくぐり抜けてきた人たちは、
目つきが違うし、雰囲気が違う。

それは、意図して身につけられるものではなく、
目の前にある仕事に必死になって
取り組んだ結果として、
自然に身につくオーラーのようなものだろう!


楽すれば、楽が災いして楽ならず!

苦あれば、苦が力になって大器となる!



虹それでは心温まるよい週末をお過ごしください(^O^)/




松山 淳






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