スタンフォードの自分を変える教室/大和書房
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「数々の研究によって自己コントロールには
限界があることが示されているが、
それは実際の体力や精神力の限界を示しているのではなく、
意志力に関する人びとの思い込みを反映しているにすぎない」
(by スタンフォード大 心理学者 ケリー・マクゴニカル)
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「限界だと思ったが、限界ではなかった」
そんなことを、経験している人も多いと思います。
「自分の限界は自分で決めている」
と、昔からよく言われていますが、
肉体的な疲労というのは、
実際的な「限界」を示しているのではなくて、
「ほどほどの所でやめておくように」という
脳からの指令なんだそうです。
もちろん、この指令があるからこそ、
私たちは、健康な生活を送れるわけで、
「疲れたら休む」というのは、
基本的な考え方として間違っていないと思いますし、
それは実践すべきものと思います。
一方で、チャンスが訪れ、
「ここ一番の時」というのが、
人生には何度もあります。
そんな時、過去の自分を引き合いに出してきて、
「自分は昔からこうだった」
と、限界の門の前にきて引き返すのではなくて、
「この限界は思い込みに過ぎないのだ」
と、その限界を越えてゆこうとする意志をもつことは、
やっぱり、大事なんだと思います。
ケリー・マクゴニカル氏は、この本で、
意志力が弱まった時の問いやポイントを記しています。
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このチャレンジに成功したら、
あなたにはどんないいことがありますか?
このチャレンジに成功したら、
あなたの他に誰の利益になりますか?
このチャレンジは、たとえいまは大変に思えても、
がんばって続けていくうちに
だんだラクになっていくと想像しましょう。
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私たちは、一度にひとつのことしか思考できません。
ですので「疲れた」「無理」という思いにとらわれると、
なかなかそこから脱けだせません。
そんな時こそ、「思考の視点を変える問い」が有効です。
「何のために、自分はこれをしているのか?」
そんなシンプルな問いを自分に向けるだけでも、
何かが変わります。
ですので、
思考の視点を変える問いを大切に!
今日も、リーダーとしてのお仕事、がんばってください\(^_^
松山 淳
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