Vシネマ「闇金の帝王」で資本主義の本質を学ぶ | ブロッコリーな日々

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アイドルマート下花店店長の落書き

Vシネマ「闇金の帝王」は、資本主義の本質を知ることができる。

小沢仁志主演だ。彼のファンなら、なおのこと良い。

ヘタなビジネス書よりも、リアルにマネービジネスの本質が分かる。金融資本主義とはこういったものかと、目を見開かれる。主人公の南無が、新宿歌舞伎町で闇金業を始める。そこで、ある小さな建設業者の乗っ取りに関して、南無の金融会社とライバル会社の間で、熾烈な駆け引きが行われる。

 

手形のからくりや会社の登記手続き、あるいは土地の所有権など、ビジネスをやる上で必要な知識や悪知恵、さらには落とし穴などがリアルに分かるのである。

 

主人公の南無たちは、ビジネスの世界を「修羅の世界」と呼ぶ。

確かに企業間の競争に明け暮れる世界は命がけである。

 

ほとんどの日本人は、資産は働いて収入を増やし、貯金をして増やすものだと信じて疑わない。

それが悪い事だというつもりはないのだが、もうその考え方はお仕舞にしたいと思う。

 

また、少しでも現実の世界に不満を抱いているのなら、映画の世界でも良い。過激な競争社会の悲喜劇を体感してみよう。これから起業家を目指すのなら、「闇金の帝王」を覗いてみよう。損はしない。