奢れるもの久しからず、青山学院大学箱根駅伝選手 | ブロッコリーな日々

ブロッコリーな日々

アイドルマート下花店店長の落書き

青山学院大学の駅伝選手を育成した原晋監督。

箱根駅伝では、見事に4連覇を達成した。

原監督は舞い上がってしまい、TVに出まくり、いまやタレント化している。

別にタレント活動を非難するつもりはないのだが、箱根駅伝について言及してみたい。

 

昔から「奢れるもの、久しからずや」という。平家物語を引き合いに出しては、対象が偉大に過ぎるかと思うが、まあ勘弁されたい。同時に青学の陸上部が平家物語のように凋落しないことを願っておきたい。

 

さて、「箱根駅伝」である。この大会は、毎年正月に開催されるが、平均視聴率は約30%にもなるのだ。正月を代表するお化け番組である。ところが、箱根駅伝は、関東にある大学で構成されるローカル大会にすぎない。そもそも、学生駅伝の日本一を決める大会は、12月に開かれる「秩父宮賜杯全日本大学駅伝」である。

 

いつの時代からなのか、人気が固定化し視聴率が取れるようになった。

駅伝コースの沿道には大勢の応援客が集まってくる。駅伝選手には黄色い声援がかけられる。

すでに選手たちには、駅伝アイドルの趣がある。

 

箱根駅伝は、駅伝というスポーツであった。だが、今ではその影もない。現状を見て思うのは、ショーと化した箱根駅伝に、一流のマラソン選手がうまれるだろうか。おそらく生まれはしない。

やれやれ、どこへ行く日本。