映画の狂人?なんと3回も自己破産
カンヌ国際映画祭グランプリを受賞
コッポラ監督の「地獄の黙示録」
「何だい、僕のお金じゃないか、監督の僕が撮り続けると云っているんだよ。
ほっといてくれよ」
メディアの、莫大な製作費を揶揄する報道に接して、コッポラ監督が言い放った言葉である。
「地獄の黙示録」では、撮影が難航し、予算を大幅にオーバーした。そのため、監督は私財を投げ打ったという。
その額なんと1600万ドル、当時でも円換算で約35億円とされる。
だが、興行的には失敗であった。
その後も成功と失敗を繰り返し、3回も自己破産しているのだ。
コッポラ監督の向こう見ずの映画製作について、ジョージ・ルーカスは、次の言葉を残したという。
「ビルが火事になって炎に取り囲まれたとき、僕なら裏口から非常階段で逃げるけど、フランシスは屋上から飛び降りるんだ」
言い得て妙である。彼のツッパリ体質を見事に表現していると思う。。

