NHK朝ドラ「マッサン」をご記憶だろうか。
作品のモデルとなったのは、「ニッカウヰスキー」の創業者であり、
日本で初めて国産ウィスキーを作った「竹鶴政孝」と、その妻「リタ」である。
ドラマは、脚本家「羽原大介」のオリジナル作品。
では、語られる”都市伝説”を振り返る。
ネットで”ことあげ”されてしまったのが、保守系人脈の”怒り”であった。
彼らは、『ドラマは、日本文化への冒涜だ』と、声を荒げた。
日本酒作りを否定するところから始まるのだから、問題になった場面が登場するのも無理からぬ話だ。
先覚者は、世間から理解されないのは、当然だと思う。
特に問題とされたのは、ヒロインが畳の上をハイヒールで上がり込むシーンである。
その上、『板の間の方が清潔だわ』と無知ぶりを露呈する発言であった。
畳の方がホコリがたたないし、空気清浄器の役目をしてくれるのだ。だから、このセリフは間違っている。
畳こそ、日本が誇る優れた文化なのである、と店長は考える。絨毯やマットよりも清潔なのだ。
欧米文化と日本文化の差異を際立たせるために、わざわざこの無駄な場面を挿入したと思える。
さらに、新しい酒作りを夢見る「マッサン」は、なかなか働こうとしないのだ。この”ニートの如き生き方”は
大いに中高年日本人の反感を買ったらしい。彼らは、高度経済成長を支えた「日本株式会社」の”社畜”なのだ。
”ニートの如き生き方”が、彼ら世代に理解できるはずがなかった。
翻って、ドラマは”反日洗脳”という間違った都市伝説が拡散したのだ。。
