今世紀に入ってから、矢継ぎ早に”気になる歌”がヒットしている。歌詞の”深読み”など要らぬことだが、
それとほぼ同時に、かの隣国の”火遊び”が年々大規模化しているようだ。先日打ち上げに成功したと報じられたミサイルは、「大陸間弾道弾」であることが判明した。これに核弾頭を搭載すれば、アメリカ本土を核攻撃できるらしい。困ったものである。そして、これらの国際情勢を受け入れるような「愛国主義的」なJ-POPが流行していく。この状況は生前の「阿久悠」氏が最も嫌悪していた。
時系列で追ってみよう。
00年 福山雅治「桜坂」
02年 宇多田ヒカル「SAKURAドロップス」
03年 森山直太朗「さくら」
04年 Bivattchee「桜の花が散る前に」
05年 中島美嘉「桜色舞うころ」
これらヒットした曲の歌詞は、「散りゆく花の伝統美」を表現している。
では、森山直太朗が歌ってヒットした独唱の「さくら」を分析していく。
♬いつか生まれ変わる 瞬間(とき)を信じ♬また この場所で会おう♬
どこかで聞いたことはないだろうか。そう、この歌のモチーフは「同期の桜」なのだ。
05年 コブクロのヒット曲「桜」
♬桜の花びら散るたびに 届かぬ思いがまたひとつ♬
--8月6日、また”あの日”がやってくる