野球グランドで、1日中、応援する。
(真夏は日焼けと戦い、暑さで茹であがる。
真冬は冷えで凍える。)
チーム保護者としてお手伝いをする。
(色々なタイプのママがいるわけで)
ちょっと疲れてくると、
『何のために私はこのグランドにいるのか?』
それは、息子のためです。
…と自分に言い聞かせていた。
さて。
その息子は、とても頑張っていました。
「はやくしろよー。なにしてんだよー」
「ドンマイ!ドンマイ!」
「打て!打て!走れ走れー」
息子は、
父親との練習の成果が見えて、
守備で、ボールを取るのはそこそこ上手く出来ていた。
ルールも何度もシュミレーションして身体で覚えた。(頭では分からない)
外野で、ライト、センター、レフトは
一通り経験したでしょう。
そのポジションは、
比較的、超素早い判断がつかなくても、
「コッチ!!」と手をあげて、内野手かピッチャーが『ボールを投げてくれ!』と示してくれる。そこへ投げれば良い。
時には、ファーストのポジションにつかせてもらえたこともあるが、
そこは、まずアウトをひとつ取る場所であって。
ボールがすぐきちゃう。あー。失敗しちゃう
私は生きた心地がしなかった
バッターボックスに立つ息子。
ツーアウトの場面なんて、私、直視できなかった。
塁に出たら出たで、今度は盗塁しなくちゃいけないわけで。
(走るタイミング、わかる?
監督のサインがわからない)
『チームに迷惑をかけませんように。
足を引っ張るようなことになりませんように。』
息子の頑張りを、
ただそれだけを、
応援したかったけど。
私には最後までそれが出来なかった。
振り返れば、
少年野球は、あの時しか出来なかったのだから、頑張ってやってみて良かったと思う。
でも。
フツーに自慢の息子を、それは楽しそうに
わいわい応援している他のママさん達とは…
違う気持ちだった私
ごめんね。息子。人目ばかり気にする母親で
オットは最後の1年、監督まで務めて、
息子と一緒に卒団した。
完。
(長い記事を読んでくださって、
ありがとうございました)