公開されてから、ずっとこの映画の余韻が続いています。
どうもお疲れ様です。
愚か者の身分の感想を独白体で書いていたものをいつものブログ体に書き直すのに時間がかかってしまいました。
もう何せ、この映画が好きすぎて思い入れがいつもと違う!そして口コミでSNSに広がっている感想を拝見しますと、今年の邦画で一番好きという声まで。いや私も一番好きというか私の中の北村匠海演じる数ありすぎる役の中でもベスト5に入るくらい好きです(あの、すみません。芸歴、作品数が多すぎてベスト3とかじゃなくてすみません笑)
そして今日11月11日、スラッシャー//の日はひとまず置いといて、愚か者の身分の原作の続編が発売されました!!
https://x.com/nishiojun/status/1987786252125348164?s=46&t=R5vj_bHmejvvrBRkxIls_Q
【発売!】
— 西尾 潤 (@NiShiojun) 2025年11月10日
(拡散頂けると、作者嬉しくて踊ります🕺🏻)
とうとう明日です。
昨日、お会いした #北村匠海 くんと #林裕太 くんは、既に読んでくれたとのことで感激🥹
匠海くんは「愛を感じました」と感想を話してくれました。
そうなの。愛の続編ですよ。
『#愚か者の疾走 』 明日、全国書店&… pic.twitter.com/6d5AXHVCRX
私が買いに行けるのは数日先ですが、読むのが楽しみで仕方ないです!!
いつもAmazonで書籍買うのに、今回はどうしても書店で手に取りたくて書店に行けるまで我慢。
映画から3年後ということで3人がどうなっているのかすぐ読めるなんてこんな幸福な楽しみなかなかないです。
私は匠海くんの主演映画は原作未読で鑑賞して、匠海くんのお芝居から初見を得ています。
過去に何回かあまりに有名な原作の為知っていたケースもありましたが、今回もネタバレ回避に成功して、映画を贅沢に堪能することができました。嬉しい。原作はその後完読しました。
ここからはネタバレなし感想ですが、あくまでも鑑賞後を前提としているので、これから観たいよという方は読まないことをおすすめします。
また続編を読み終えたら内容に触れて書きたいと思います。
***
私の初見の感想は、この映画は〝凄い〟という言葉では表現できない、したくない。という気持ちがまず沸き起こりとても複雑な気持ちでした。
何せストーリーを追う中で私自身は早い段階でこの物語に答えを出してしまっていたので、それがラストシーンを観て、これは別の考え方や生き方もあるんだな、、と、その救いも提示して生きていくんだ、、と判り、打ちのめされ、何とも言えない高揚を覚えました。
あくまで初見の鑑賞中の私の答え。
それは〝逮捕されるしか救いの道はない〟でした。
別ドラマになってしまいますが、私はかつての北村匠海演じる遠野(教場Ⅱ)という人物がとてもとても好きで、あぁ、遠野はこういう人達を救いたかったんだね…と別の角度からも勝手に共感して胸が熱くなっていたのです。
遠野については過去に語りましたので割愛します。
私はとても現実主義なので、人生をやり直すなら罪を償って戸籍を取り戻すしかないと思っています。逮捕されても戸籍は戻りません。裁判所で手続きしなきゃならないので、それを自ら一念発起する可能性は少ないと考えます。逮捕というきっかけが必要だと思いました。
後、タクヤの身体の状態も気になっていました。
逮捕してもらえばすぐ病院で適切な診察を受けられるでしょう。
(後に解体屋は元外科医であることを知りましたが、初見の段階ではよく判らない道具で雑に仕留められたと思っていた)
とても現実的な事が気になる為、犯罪面と身体面で彼らを救済するのは警察だろ!ともう結構私はストレートに答えを出していました。
そして終盤を観てその救済は物語の初期から投入されていたので驚きました。
希沙良もマモルもその救済にマークされていて、遠野大好き人間の私は、彼らを救いたい意味で早く逮捕してもらって!と思いましたね〜。
しかし終盤のマモルの表情を観て、複雑な思いにかられました。マモルの現状としては、大切な人を失った絶望と、この命が助けてもらったもの、逃がしてもらったものという重い十字架を背負ってしまっているわけで、あの顔を上げるシーンは本当に胸に迫りました。あの現状、あの事実を手放さず、生きていこうとする顔は、間違いなくタクヤの優しさが彼の中に生きて残ったと判って泣きました。
エンドロール主題歌のtuki.さんは16歳とのことでそれもどうしたものか私は受けとめるのに時間がかかりました。
初見の中で遠野以上に個人的な感想としては、あのシーンで生存確認や119に電話しないことに驚いていましたがどちらも彼女には無理だと理解したのと、梶谷さんがキッチンペーパーであれするシーンは大歓喜でいいぞいいぞ!と興奮していました。私がしたかった!!!!何なら一時停止して出血部位を観察したかった。原作では額もやられていたらしいのでどこから出血しているか重要で一時停止させてほしかった。円盤か配信が始まったらじっくり観させてもらいますね。
(エグい傷を見るのは仕事で慣れている為)
後はタクヤの部屋の血痕の掃除なんかも私にさせてほしかったしタクヤの身体的ケアも私がしたいしたいと思いながら観てましたが、シャンプーだけは梶谷さんに完全に一任でしたし、魚ほぐしもお任せしました。魚の骨もとってね。
そう、梶谷剣士という人にもやられてしまい、綾野剛さんの魅力に今頃(2025年秋)気付きました。
綾野剛さんの作品もこれから色々観ていきたいです。早速「カラオケ行こ!」を観たのと、「MIU404」を今頃観始めましたね。他にも綾クラの方から沢山教えていただいたので待機作が沢山あります。(すみません、綾野剛さんのファンは何というファンネームなのですかね…)
公開初日は朝の回と昼の回と夜の回をハシゴして、精神的なタフさが求められる一日だったな…と思いましたね。この映画、、本当に好きで、今のところ5回観て後は原作続編かなというところなのですが、本当はもっと観に行きたいくらいです。もっと上映回数があったらなぁ。
これこそスクリーンで観るべき映画であり、日本の現状を知るべき映画であり、身近に感じる世界でした。闇ビジネスって多種多様あると思うし、戸籍売買をこんなに描いた作品ってなかなかないと思います。
戸籍を売った側にも買った側にも背景があり、原作では江川の戸籍を買った人まで描かれていて、私は原作ではその人の事情に驚きました。必読です。
うーん、こういう映画に巡りあえると、すごく活力になるし、ウキウキするし、私も仕事がんばろと思います。
あ、「凄かった」と一言で言いたくなかった代わりに、「最高だった」は連呼してました。
本当に最高でした。
観た直後に出た声は「最高…」でした!
ではまた更新します。
(コニファーの続きが途中ですが忘れてないので気長に読んでやってください〜。)

