病気と生き方1 | カラフルな世界へ

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こんにちは、ASAKOです。

 

 

 

 

うちはテレビがないのでニュースになってるのかどうなのかわかりませんが

 

 

 

 

 

乳がん治療をされている小林麻央さんの治療法や食べているものについて、最近Facebookであれこれ意見を見かけます。

 

 

 

 

 

実は、私の母も今年、乳がんで手術をしました。

 

 

 

 

 

 

 

しこりの部分を切除しただけでそれ以外の治療はしてないのですが・・・

 

 

 

 

 

 

Facebookを見ていると、この治療法は良くないと言われているのに、小林さんは知らない、だから知らせてあげないと・・・というような内容でした。

 

 

 

 

 

 

もし私なら、小林さんの受けている治療法は選ばないという考えではありますが、

 

 

 

 

 

 

どんな治療法がいいかとか、どんな食事がいいかという以前にもっと大切なことがあると思うんです。

 

 

 

 

 

 

今回の母の乳がんを通して感じました。

 

 

 

 

 

 

母は70代ですが、多趣味で好奇心旺盛。

 

 

 

 

 

やりたいこと、行きたい場所がまだまだあるそうです。

 

 

 

 

 

母は20年ほど前に父と離婚し、今は一人で関東地方に住んでいます。

 

 

 

 

 

60過ぎまで仕事をしていましたが、今は毎日が日曜日で

 

 

 

 

 

趣味の教室に行ったり、ボランティア活動をしたり、美味しいものを作ったり食べたり、

 

 

 

 

 

毎月国内や海外を友人とや一人で旅行することを楽しんでいます。

 

 

 

 

 

母が胸のしこりに気がついたのは一年くらい前のことでした。

 

 

 

 

 

 

急に5センチくらいの平べったいものが胸にできていることに気がついたとのことです。

 

 

 

 

 

最初は近所の病院に行ったところ、多分ガンだと思うけど次回組織をとって検査しましょうと言われました。

 

 

 

 

 

母は、組織を取るのも嫌だったのもありますが、治療するなら自然療法にしたいと考えました。

 

 

 

 

 

 

もし、一般的なガン治療をしたら、旅行したり趣味の教室に行ったり、そういう楽しみができなくなる、それは母にとって生きている意味がない・・・

 

 

 

 

 

そう考えてのことでした。

 

 

 

 

 

私は母のとった治療法について賛成だったし、母の人生なので母が選ぶことと思っていたので、思うようにしたらいいんじゃないかなと思いました。

 

 

 

 

 

 

弟は一般的な治療をしてほしいようでしたが、それでも母の希望を尊重しました。

 

 

 

 

 

 

母は食事については自分でちゃんと作る人なのですが、さらに食事を見直し

 

 

 

 

 

 

玄米と野菜を中心にして時々肉や魚を食べ、毎日飲んでいたワインも控えめに

 

 

 

 

 

 

牛乳や乳製品は一切やめ、甘いものはほとんど食べないという生活にしました。

 

 

 

 

 

 

治療については、母の知人の自然治癒療法をしている方のところに通ったり、サプリを飲んだりしてました。

 

 

 

 

 

 

自分でも何が良いのか色々調べてそれを実行していたようです。

 

 

 

 

 

 

関西の私のうちにも何度か遊びに来ましたが、食事のせいでだいぶ痩せたものの、体力的にもエネルギー的にも前と同じで元気でしたので、何となく大丈夫そうな感じがありました。

 

 

 

 

 

 

うちだけでなく、あちこち旅行にも行きますし、友人とのランチとか(和食にしてもらったそうですが)、趣味のカメラなども続けてました。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、今年になってから、母から連絡があり、

 

 

 

 

 

 

やっぱりしこりが小さくならず、少し大きくなっているようだから切除することにしたと連絡がありました。

 

 

 

 

 

 

抗がん治療をしないでいい病院を自分で探し、そこで手術をしてもらいました。

 

 

 

 

 

 

胸の部分はだいぶ取れてしまったのですが、前と変わらず毎日を楽しんでいるようです。

 

 

 

 

 

 

 

私が感じたのは、2つのことでした。

 

 

 

 

 

 

まず一つ目は、母にとって病気が人生の中心なのではなく、人生の大きな範囲のごく一部であるという捉え方を母がしていたことです。

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、とくに痛いわけでもなく、体は元気だったから、ということもあると思います。

 

 

 

 

 

 

ただ、胸のところにずっとしこりがあるということが不安な材料になっているということはあったみたいですが

 

 

 

 

 

 

それでも、それが母の人生を圧倒しているわけではありませんでした。

 

 

 

 

 

 

もう一つのもっと大切だなーと思ったことは、長くなってしまったので

 

 

 

 

 

 

また次回に。