宇宙の叡智ソロモンからのメッセージ PART2
永遠なる魂への道-次元上昇,「意識の進化と人間の生長」3



カルマからの開放 

私達がこの、一瞬にして、永遠の時間に生きる事ができるようになれば、理解する事が出来るようになると思いますが、この天上界にいる魂たちは、過去も未来も無く、常に現在の一瞬の世界に生きているのです。

カルマというのは、私達を閉じ込める過去と未来の牢獄です。
しかしそのカルマの本質を理解した人達は一瞬にして、そのカルマ的な生き方から、離脱していくのです。
カルマ的な生き方は、過去の自分の生き方に原因があり、そしてその結果を未来の自分が受けるという、過去と未来の世界です。

人々は、カルマを恐れます。
過去に行った問題や過ちが、これからの未来(自分の人生)に現れてくるのではないかと、一瞬一瞬をビクビクしながら生きています。
あるいは、今起こっている出来事が、何か過去のカルマに影響されているのではないかと、過去を振り返りながら生きています。
どちらにしても、この一瞬が全てだと受け入れる人はいないのです。

過去を見てヒーリングをしたり、未来を占ってアドヴァイスをしてあげる人もいます。
それは、このようにカルマにとらわれている人たちには、非常に役にたちます。
その人の心の中にある不安や悲しみ、恐れを取り去ります。
まるで心の中から、ゴミを一つ一つ取り去るように、心を掃除していきます。

しかしながら、その人がカルマの世界に生きている限り、ゴミはいくらとっても又新しいゴミが増えてきます。
このような人達は、熱心な信仰者や、いつもセラピーを受け続けていないと不安になる人たちに良く見られます。
決して悪い人たちではありません。
ただ依存心があまりにも強すぎると、自分の本質を探究する事を忘れてしまいます。
もちろん世の中には、心のゴミを取ることさえもしない人がおおいのですが。

やがて自分のネガティブな感情というゴミを取る行為の中から、自分の本質を探しあてた人たちというのは、もう過去を見る必要がなくなります。
その人の心の中において、カルマという制約が外れてきますから、過去と未来に対する感情的な思いが無くなってきます。
そうすると、その人の魂においても、時間の制約が存在しなくなります。

ここにいたるまでは、私達は過去を振り返り、未来を希求します。
なぜそうするのかというと、それは、自分の魂の生長のためにそうするのです。
私達の魂の生長の法則というものが、まずこの過去と未来をつなぐ時間の本質を理解すること無しには、先に進めないからです。

ある程度の成長に達した魂、つまり過去と未来にとらわれず、今この瞬間に『愛』が満ちているということを理解できた魂や過去と未来のカルマから解き放たれた魂というものは、その魂が成長する時に、時間(過去と未来)の制約を受けなくなります。
               

永遠なる魂への道-次元上昇 

そして次に、その魂の成長は何によってもたらされるかというと、今度は次元上昇の垂直なラインです。
時間というのは、その魂にとって、ゆっくりと流れていく大河のような物です。
途切れることなく、過去から未来へと、綿々と続いていきます。
しかし、ある程度のところまで来た魂は、大河の源にたどり着き、その大河を生み育てる山脈へとのぼり始めます。
天空に光る太陽や、夜空に瞬く星達のひかりを求めて、自分の魂を、より高い場所におくために歩み始めるのです。

自分の魂を垂直なラインで成長させるということは、3次元から4次元、5次元~9次元という物質的な世界から霊的な世界に昇っていくことでありますが、時間の制約を受けた状態で、次元上昇をしようとするならば、それはとても長い階段を、一段一段踏みしめてゆっくりと登っていくようなものです。
自分の魂においても、自分の生活においても、時間をかけて、一つ一つの問題を解決しながら、時には休憩を取ったり、下がったりしながら、少しずつ階段を上がり、上の次元を目指します。

このような人たちにしてみれば、自分がより高次な次元に到達する事や悟りを得たりする事は、はるか遠くにある出来事なのです。
このような人達は、「現世では無理でも、あと15回生まれ変わったら、悟りが得られるだろう」とか、「あの悟りを得られた人は、過去生で相当な修行をして来たに違いない」とかよく言います。
それはすべて、自分が努力したくない事に対する言い訳に他なりません。
現世で無理ならば、何回生まれ変わっても悟れません。
悟りを得られた人は、ただ自分に「悟ってもいいよ」という許可を与えただけなのです。

ところが過去と未来を気にしなくなった人たちには、便利なエレベーターのような物があって、その箱、つまり光の中に入ると、スッーと4次元から5次元、そして5次元から6次元、6次元から7次元へと楽に運んでくれるのです。
そこには「上へ参ります」と優しく声をかけてくれる、スピリチュアルガイドが待ってくれているのです。
もちろん自分の必要な次元で自由に乗り降りが出来ますから、必要な場所で、必要な事を行う事も出来ます。

ところがここにひとつ問題があります。
それは人間のこの肉体というものが、非常に波動の粗い3次元的なものによって出来ていると言う事です。
私達はこの肉体を持っているがゆえに、「波動一致の法則」が適用されません。
つまり波動だけの存在であるならば、同じ波動の人としか一緒にいられないという法則ですが、人間は肉体でその波動をオブラートする事ができるので、さまざまな波動を持つ人と、この地球上で、出会う事ができますし、そのような方から、すばらしい学びを得る事もできます。

又波動の高い精霊の力を借りて、自分自身の魂を引き上げるきっかけを得る事もできます。
しかし次元上昇を行うためのエレベーターに乗るということは、この3次元の肉体の波動ではできません。
どこかで、肉体の波動を超え、肉体による制約を乗り越えていかなければなりません!