2022年9月10日(土)輸気法講座4日目まとめ
■秋の身体
暑い夏が終わりになりつつあります。夏は気温が高く日差しも強いのでかなりの疲労が身体に蓄積されている人も多いです。そしてこれから少しずつ気温も下がってきます。気温が下がりますといままでかいていた汗が出なくなってきます。すると途端に尿の量が増えてきます。それで身体の水分調整を行いますが、尿でまかなえない水分は、下痢で出したりして調整されますが、それでも出し切れない場合は、風邪を引っ張ってきて発熱し発汗して汗をだします。
この時期の風邪は、夏の疲労の調整、泌尿器の調整、そして秋冬用への身体の変換であると整体法では捉えています。もちろん風邪など必要なく自然に身体が適応してくれるのがベストですが、そのような年もあれば、風邪を利用する年もあるというのが現状です。
発熱までいかないまでも、だるさ、貧血、原因不明の心悸亢進などの症状が出る時もありますのでそのような場合は、足湯を行うと身体が適応しやすくなりますのでおすすめです。通常、足湯は、就寝前がいいのですが、この秋口だけは、朝の足湯が奨励されています。(夜は冷えやすくなるため。)
■足湯
桶にお湯をはり、両くるぶしを湯に入れます。温度は、お風呂より少し熱めにします。(42度程度)
できればお湯が冷めないように差し湯をしながら約6~7分温めます。6~7分後左右の足の色を観て、両方赤ければ終了し、コップ半分程の水を飲み終了。片方が赤くなってなければ、そちらを2分追加で温め、水を飲み終了する。
■風邪
風邪は誰でも引く。身体の変動のなかでは最も身近なものの一つである。医学では、風邪は、ウィルス感染だとされている。風邪を引いた人の身体を調べるとウィルスの増殖があり、それらが様々な症状を引き起こしているとされている。
それらのウィルスの種類は200種類以上あるとされていて、その中の一部がインフルエンザであり旧型のコロナであり、今回の新型のコロナである。ウィルスの感染経路は、ウィルスによって異なり、接触感染、飛沫感染、空気感染、糞口感染などが考えられる。いずれにしても何らかの方法で人間の目、鼻、口などからウィルスが侵入し、体内で人間の細胞を利用して増殖していく。
■風邪薬
風邪を引くと、鼻水、咳、のど、下痢、発熱など様々な症状が現れる。軽い物はそのまま経過してしまうのもも多い。症状が強いと多くの方々は病院で診てもらう。そして薬を処方されるか、あるいは市販の薬を飲み経過を待つ。しかし実際は、ウィルスを殺してしまう薬は、存在せず症状を止める対症療法で経過をまっているのが現状である。インフルエンザなどに効果があると言われている抗ウィルス薬もウィルスの増殖を抑える薬であり、ウィルスを消してしまうものではないのが現状である。
■偏り疲労
どのような時に風邪を引くかというと、疲労が蓄積した時であり、特に偏り疲労が蓄積すると、その自己調整のために肩が凝ったり、腰が痛んだりするがそれでも経過しない時は、風邪を引き偏り疲労を調整する。偏り疲労とはその人独特特の体や心の使い方に特徴があり、その人特有の疲労の蓄積であり、ひとそれぞれ違う。
■整体法の風邪の捉え方
整体法では、風邪はウィルス感染ということを踏まえながらでも、同じ環境にいても引く人と引かない人が存在し、引くということは、その身体に引くなりの事情があったと捉えている。
それが偏り疲労の蓄積であり、いくら予防しようが、ワクチンを打とうが引くときは引くし、引かない時は引かない。しかもその風邪を上手く経過させると偏り疲労が清算され、身体が蘇ったようにスッキリする。
悲しいことですが、もちろん体力、気力がない身体は、そのまま終わりを迎えることもある。それが「風邪は万病のもと」だと言われる所以である。整体法では風邪を自分で引っぱってきて、それを身体に有利なように使っていると捉えている。
■風邪の種類
呼吸器系の風邪
(鼻、咳などが主症状であり、ひどい時は肺炎を引き起こす。肺炎は要注意である。
消化器系の風邪
(嘔吐、下痢などが主症状で、脱水症状には注意が必要である。)
泌尿器系の風邪
(咽頭痛、膀胱炎、発熱などに発展し、高熱をだすこともある。)
季節の変わり目に引く風邪
■風邪時の過ごし方
精神的にゆったりすることを心がけ、早く治そうと焦らない。自分のどこに疲労が溜まり、何の調整のために今回風邪を引いたのかを客観的に考える。PC、スマホなど目を使い過ぎると肺に影響があるので控える。食欲がなければ無理に食べずに水分を補給する。食欲がでてきたら、うどんなど消化がよい汁物に唐辛子をかけ食べると発汗が促される。入浴は体力に余裕があればさっと入って温まったらすぐ出る。体力がない時は足湯が無難。
■風邪時の急処
風邪でもっとも重要なのは治りかけである。熱が下がり体が回復してくる時期をゆったりと過ごさなければならない。ここで無理をすると体を壊す。早い人で2~3時間、通常半日程度ゆっくりする。
■風邪時の輸気
どこに輸気をすればよいか。当人の偏ろ疲労部位が一番の急処である。普段から家族の疲労部位を確認しておくとよい。
■一般的な輸気
鎖骨渦
胸椎8番(悪寒)、胸椎5番(発汗中枢)
足の第三指、第四指間(冷え)
足の裏土踏まず(喉)
船橋全生整体院は、自然な体を愛する人を応援いたします。自然治癒力は、生きていれば誰にでもある力です。それを働かせることの応援をするのが整体法です。身体のことでお悩みの方はご来院ください。
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