「石岡のおまつり」の考察 | 【日刊 ノボちゃん】

「石岡のおまつり」の考察

敬老の日の三連休の最終日の午後は「石岡のおまつり」を見るため、茨城県石岡市へ。

 

カンカン帽に夏物の羽織袴の世話人たちも特徴的ではある

上野駅から特急で50分ほどの町だ。

近所でも旅行で行くほどでもない中途半端な町のおまつりに出かけた理由とは?

友人の親戚が石岡で、彼女は小さい頃から見て育ったそう。

 

とにかく観客がいない、場所どりはしなくて大丈夫


「楽しすぎて、一緒に加わりたいので、移住したいほど」と繰り返し話すので、”そのおまつりってどれだけ楽しいものなのだ、一度この目で確認したい”と思ってきた。


あいにく10年ほど都合が悪く、行ける日がなかった。

今年は半日なら行けるとわかり行こうとしたが、友だちは「まつりは3日間あるから半日ではもったいない。来年泊りがけで行けば?」と言ってくれた。

 

大会運営本部やゴミ拾い本部のテント

が、来月ならともかく、来年など生きているか健康かわからない。


また予定があって行けなくなるかもしれないではないか。

1,020円を払えばたったの50分で行けるなら行っておかないと。



石岡の駅を降り立ち、人が流れるほうの側に歩いていく。
観光案内所があり、地図など一式をもらい、スタッフさんに観覧ポイントを聞く。

駅前のメイン通りに行くが、各商店が店先でビールやおつまみを売っているのはいいが、観客はまばら。

 

飲み物、食べ物、市内オール500円、談合か

今年の直近で言えば、神楽坂まつり、高円寺阿波踊り、浅草サンバカーニバルと沿道が群衆で鈴なりになっている状態ばかり見てきた私は不安になってきた。

それでも、着いて30分後から獅子大行列が始まるとわかった。

ただ、明らかに出演者より観客のほうが少なく、出店の売上はどうなるのだろう?

 

明らかに観客より出店が過剰

友人は「親戚の家があった時は家の敷地からまつりを見ていたけど、今はその家もなくなって見ることができない」と話していたが、メインストリートはどこからでも自由に見られた。

幌獅子とは、獅子舞の後ろが車になったようなものでお囃子が乗っている。

が、ただ通り過ぎていくだけだ。

 

隊列と観客をロープで仕切るのはいいアイデア

大変なのは獅子を扱う人と笛を吹く人くらい。
残りの人はだるそうにとぼとぼ歩いていくだけ。

”見せる”とか”練習する”という概念のない行列だ。

 

昭和のままのミシン店と祭り洋品店

ああ、大晦日に行われる王子の狐の行列と同じだ。
ただ、歩くだけ。

これはまつりで集客するために、演出を考え直したほうがいいな。

ただ、まつりの特徴はわかった。

 

参加者の顔に喜びの表情が一切ない祭りも珍しい

これならうちの町会のみこしの方が活気がある


【1】マイルドヤンキー
若者マーケティングの原田先生が名付けられた茨城県あたりに多くいるマイルドヤンキーのファミリー。
この祭りで大量に見た。
石岡はマイルドヤンキー以外の住民はいないのか、というくらい。

 

太鼓だけでも練習したら様になるのにな

【2】夜会巻き
女性は大人も子どもも夜会巻きにセットしている。
まつりの間、美容室は混むだろうなあ。
でも、なぜ夜会巻き?

 


前後方向に長細いホステスさん風髪型


【3】ベビーカー
若い衆の妻子はベビーカー押して獅子車の後を付いていく。
他の祭りでも考えていたが、まつりに参加できないほどの乳飲み子がるならママと一緒に家で留守番していたほうが安全なのでは?
”私は結婚して、子どももいるのよ”と見せびらかしているように見えた。
田舎で独身だと肩身が狭いわ。

 

付いて歩くだけに意味はあるのか

あとは、駅前にもメイン通りにもスーパーもコンビニもないが市民はどこで買い物をしているのかが不思議だった。

 

そんな考察をしながら、45分ほどで全部見終わった。

石岡市の滞在時間1時間半で事足りた。

都合がつけばまた来年以降行って確認すればいいね。

石岡のおまつり、実際に見てやっと気が済んだ。

とにかく、長年の懸念事項は一つずつ消し込んでいかなきゃダメだ。
(もらってきた地図やチラシは次回の予習用に)

最後の最後、駅ホームから鉾を見た


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