基礎はリズムトレーニング | 【日刊 ノボちゃん】

基礎はリズムトレーニング

私が20代で広島に住んでいた頃は、ダンスに興味はあれど、バトン以外のものを習うことは無理だった。

 

コンサートが行われる東京ドームが身近すぎる

信じられないかもしれないが、当時広島に来たジャズダンスを補完的に習おうものなら「A美ちゃんはジャズに流れた」などとバトンの先生から中傷されていた。

上京後、最初に習ったのは職場の近くのタップダンスだったが、タップを習っても、その後ジャズダンスなど習っても、どこの誰からも叱られない、文句を言われないというのは心の底からの驚きだった。

今月から入ったNOAダンスアカデミーは全校で900人のインストラクターがいるそうで、毎日別のレッスンを受けても全部を制覇するのは無理だろう。

ある日は、とあるジャンルをやる待ち時間にリズムトレーニングのクラスを眺めていた。

 

少年よ、おじさんもリズムトレーニング

NOAに来る方のダンスレベルは非常に高く、入門クラスと言ってもまったく初心者ではない。

では、本当に初めての人はどうするかと言えば、リズムトレーニングクラスから始めるようだ。

80分間、ストレッチ、筋トレ、そして、リズム取りをやっていく。

正確に数えたわけではないが、50人ほどの参加者のうち6割以上が男性。

バトンもそうだが、「ダンスはお嬢さん芸」という言葉は、昭和の遺物で、死語だ。

 

床に座ることもスポーツクラブではしない

その光景を見てうれしくなった。

スポーツクラブのダンス系プログラムにないのはリズムトレーニングだ。

 

だから何年やっても、リズムが取れない、体も変わらない、結局ダンスが上達しない人だらけという実態を自分の目で確認してきた。

高齢者が多いと”音楽に合わせて体を動かすだけで楽しい”という層で占められるが、東京の若者は”アイドルになりたい”、”プロのダンサーになる”、”芝居で役をもらいたい”といった目的があってダンスに取り組んでいるので、皆、真剣だ。

 

大都会・東京では誰が何を踊っても怒られない

私も、せっかく東京五輪の開閉会式のサポートダンサーに受かったのに、コロナによる縮小で出られなかった。

最後に紅白歌合戦にバックダンサーで出るという夢があるので、そのために地道に基礎トレーニングを続けていないとね。

紅白歌合戦は常に企画勝負。
シニアだけ集められる可能性も十分にあるんだから。

…と、過去に何度もシニアだけの企画で踊ってきたことがある経験者は知っているのさ。

 


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