巻きのデザイン
4-6月は「春のやりたかったこと消し込み月間」で、もう一つやってみたのはデコ巻き寿司。(飾り巻き呼ばれることも)
こいのぼり(まごい と ひごい)
近所の区民センターほかあちこちで単発の講座など見かけてきたが、花文字を習っている荒川区・町屋のカルチャーセンターのチラシでも見かけた。
「やりたい、やりたいと言い続けている場合じゃない。やるなら今でしょ?」と一緒に申し込んだ。
こちらも、作品が
・邪魔にならない
・人に喜ばれる(だろう)
・あわよくば収入につながる
という観点がある。
でんしゃ (玉子焼きも市販のもの)
あとは、数年前に東京藝大の卒業制作で軍艦巻きを作った人がいて、これもデザインの一種だと思ったことも動機の一つだ。
20代の頃に通った料理教室のイメージで、大勢で作っていくのかと思ったら、完全に個人で作っていくものだった。
テーブルにはまな板や包丁、すし飯や具材、テキストが1人分ずつ配られている。
料理教室なら白米を炊いて寿司酢を合わせていくが、時間短縮のためそれは先生が準備されるようだ。
基本は
・すし飯に色をつける
・具材を加工する
・海苔をサイズに合わせて切る
・いろいろ組み合わせて巻く
・切って断面を見せる
という工程があるようだ。
海苔の目を見たり、サイズごとにカットしたり
一人ずつデジタル計りがありすし飯は1グラムの狂いもないよう計る。
具材も、工作用紙のような目盛りの入ったまな板の上で長さを測りながらサイズを整える。
最初から最後までボリ手袋ははめたままということもあり、理科の実験みたい。
初めての私は面食らってばかりだが、正確な計量のワケを先生に聞いたら「数字通りにやれば、家でもどこでも再現できる」という答えが返ってきた。
そう、そう、目分量でできるほどアートやデザインの世界は甘くない。
ただいま「若一王子縁起絵巻」展 絶賛開催中!
藝大で木戸修教授の退任記念展でオブジェの設計図を見て、自由に見える流線形には緻密な設図があると知った。( https://ameblo.jp/e-presen/entry-12330917270.html )
巻き寿司もミリ単位で設計しなければ構築できないことが理解できてよかった。
飾り巻きにはどのような道具が必要かも初回からわかったしね。
お寿司のお風呂に浸かったノボくん
今どきなら料理本も売っているし、ネット上にレシピなど転がっているが、最短で最高のスキルに到達するにはその道のトップに直接習うことだと考えているので、専門の先生に学ぶことができてよかった。
開始前(ピカピカ)
終了後(ボロボロ)
そう、先生は料理全般の講師ではなく、デコ巻き、飾り寿司専門の先生なのだ。
巻きすも特注品らしく、専門店でも買えないものらしい。
やたら楽しいので、アレンジでいろんな絵柄が作れるように頑張ってみまーす。
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