分析ツールの枠内で思考を閉じてしまわないようにする | e-Patent Blog | 知財情報コンサルタント・野崎篤志のブログ

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株式会社イーパテント|e-Patentは"知財情報を組織の力に"をモットーに、知財情報をベースとした分析・コンサルティングおよび人材育成・研修サービスを提供するブティックファームです

15年前と比べると、さまざまな特許情報分析ツールやパテントマップ作成ツールが各種ベンダーからリリースされ、これらのツールのおかげで、非常に簡単に誰でも特許情報分析やマップ作成ができるようになりました。

 

 

最近、IPランドスケープのように特許情報を各種戦略に活用していこうという動きの背景にある1つの理由としてはツールやソフトの進化があるのは間違いないと思います。

 

ただ、一方で

 

野崎さんは、どんなツールを使っているんですか?

 

野崎さんのおススメのツールは何ですか?

 

というような質問をいただくことがあり、とても複雑な気持ちになります。

 

分析ツールというのはあくまでも手段なので、上記のような質問をいただく前提として、何を困っていて、どのような目的で分析・マップ作成したいのかがないと、なんとも回答のしようがありません。

 

折に触れて書いていますが、私はMS Excelを使って特許情報分析を行っています(たまに無料のテキストマイニングツールKH coderも使いますが)。ツールを導入した方が楽に分析・マップ作成できるのですが、いろいろと理由があってツールを導入してはいません。

 

そのうちの大きな理由の1つが、

 

分析ツールを使うと、分析ツールの枠内で思考が閉じてしまう

 

のを避けるためです。ツールには様々なマップの種類が準備されていますし、自分で縦軸・横軸を自由に選択することができるツールもあります。

 

しかし、縦軸・横軸自体を四則演算や相関係数などで独自に定義した軸にはできません。

 

分析ツール自体の有用性を否定するわけではないのですが、プロセスを意識しながら分析するという点ではMS Excelが非常に適していると考えています(ある程度毎回作成するマップについてはもう少し作業効率化したいと考えておりますが)。

 

 

この範囲は分析ツールで効率的に作成して、独自に考えながら分析する際はMS Excel

 

 

と意識的に切り分けて、分析ツールの枠内だけで思考が閉じてしまわないようにするのが重要だと思います。