特許庁「経営における知的財産戦略事例集」の普及に向けた経営・知的財産戦略フォーラム | e-Patent Blog | 知財情報コンサルタント・野崎篤志のブログ

e-Patent Blog | 知財情報コンサルタント・野崎篤志のブログ

株式会社イーパテント|e-Patentは"知財情報を組織の力に"をモットーに、知財情報をベースとした分析・コンサルティングおよび人材育成・研修サービスを提供するブティックファームです

今日の午後は特許庁「経営における知的財産戦略事例集」の普及に向けた経営・知的財産戦略フォーラムに参加してきました。

 

 

昨日、今日の午前と大阪で仕事があった関係で、大阪会場のフォーラムに申し込みました。

 

スピーカー・パネリストは

  • マイクロ波化学株式会社 CSO 塚原保徳氏
  • オムロン株式会社 技術・知財本部 企画部長 兼 知的財産センタ長 奥田 武夫氏
  • 武田薬品工業株式会社 グローバル知的財産ヘッド 奥村 浩也氏
  • ナブテスコ株式会社 理事 技術本部知的財産部長 菊地 修氏

という顔ぶれ。

 

塚原氏のマイクロ波化学のベンチャー知財戦略の講演は、大企業・中堅企業がベンチャーとアライアンスを組む際の提案や、マイクロ波化学の経営戦略・事業戦略・知財戦略、そのロードマップなど非常に参考になりました。

 

また後半のパネルディスカッションでは、エレクトロニクスのオムロン、医薬品のタケダ、機械のナブテスコと、異なる業種における知財マネジメントの話を聞くことができました。

 

医薬品については、イーパテントでは対応していないのですが、近年の医薬品業界における知財ポートフォリオの考え方の変遷などは、業界に疎い私にとっては目から鱗でした(もちろん業界の人にとっては当たり前なんでしょうが・・・)

 

オムロン、ナブテスコの2社は、IPランドスケープについての取り組みも紹介されていましたが、

  • オムロンは2007年から技術資産マネジメントと名前でIPランドスケープ的な取り組みを行っていた。IPランドスケープという言葉が登場して、オムロンが取り組んでいた方向性が間違っていなかったと再認識できた
  • ナブテスコのIPランドスケープは社内では技術マーケティングとして展開
ということで、2社とも特にIPランドスケープというキーワードを使いながらも、以前から事業のための知財というのを強く意識してきた点を感じました。
 
あと2社とも(医薬品企業は当たり前ですが)、経営層・事業部門の知財に対する理解が既に浸透しているので、どのように経営層・事業部門へ知財をアピールしていけば良いかというところの悩みはないのは素晴らしいですね。なかなか理解してもらえない、どうしたら理解してもらえるか、というところで苦労している企業も多いので、そのあたりの工夫が聞ければ嬉しかったのですが。
 
フォーラム後にナブテスコの菊池部長とも名刺交換することができましたので、充実した時間でした。