猫の後ろ姿 2239 光と化す桜 | 「猫の後ろ姿」

猫の後ろ姿 2239 光と化す桜

 

 

 毎年、桜の花が開くと、思い出す言葉がある。
司馬遼太郎の『古往今来』で読んだ、歌人・安田章生の言葉。


 「桜が陽の中で散ってゆくさまを見ますと、花びらの一枚ずつが最後には光に化(な)ってしまうようで、ああいう花はほかにあるでしょうか」
 
 やはり桜は特別な花なのだという思いが深い。

今年も桜に出会えたことを喜びたい。