大河ドラマの時代考察

 NHKで毎週日曜日に放送されている大河ドラマ
 1963年に始まり,現在は64作目の「べらぼう」が絶賛放送中です。

 ネット界隈では,多くの方が今後の大河ドラマを予想しています。私もやってみたいのですが,いかんせん歴史に関する知識がそこまで深くなく,超個人的な浅い希望を少しだけ綴ってみたいと思います。

 まず,放送が確定している2027年までのものを含めた歴代作において,扱われた時代の統計を調べてみました。

 平安 ……… 7作
 鎌倉 ……… 3作
 室町 ……… 1作
 戦国 ……… 21作
 安土桃山 … 6作
 江戸 ……… 8作
 幕末 ……… 13作
 明治 ……… 4作
 大正 ……… 0作
 昭和 ……… 3作


 複数の時代に間違っている作品は,代表的な1つの時代に包括しました。
 戦国は室町から安土桃山に渡り,幕末は江戸末期に含まれますが,この2つの期間だけはあえて別分類としました。

 見てのとおり,戦国と幕末だけで50%以上を占めています。激動の時代で,戦や勢力の移り変わりが激しいので,ドラマにしやすいのでしょうね。

 一方で,平安より前の大昔はともかくとして,鎌倉・室町の中世や,近代の大正がほとんど描かれていないのが意外です。鎌倉と江戸に挟まれて地味な室町や,期間の短い大正はともかくとして,鎌倉をメインにした作品がかなり少ないですね。源氏を中心とした激動の世の中を描きやすいものだと思うんですけど……
 個人的には,室町時代を描いた作品を見てみたいです。実質,足利尊氏を主人公にした「太平記」(1991年)しかないんですよね。室町前期(戦国時代前)は,南北朝時代でもあり皇室が揺らいでいた時期ですし,足利尊氏あたりを扱おうと思うと,どうしても後醍醐天皇を適役として描かざるを得なくなります。皇室をさげすむような扱いはできないので,なかなか難しいのかもしれません。

 皇室と言えば,天皇自体が主人公のドラマが実現したら,とても面白いはずです。前述の後醍醐天皇もそうですし,昭和天皇なんかもかなりドラマティックな生涯を送られました。しかし,このあたりは先ほど述べた理由によって,実現は難しいのだと思います。

 

近年の傾向

 2028年の大河ドラマは,おそらく来年3月前後に発表されることと思います。まだ半年くらい先ですね。個人の希望的観測を前面に出して,2028年の大河ドラマを予想してみたいと思います。
 その前に,近年の傾向を整理しておきましょう。

 2020年 …「麒麟がくる」/明智光秀(武将)/戦国
 2021年 …「青天を衝け/渋沢栄一(実業家)/明治~昭和
 2022年 …「鎌倉殿の13人」/北条義時(武将)/鎌倉
 2023年 …「どうする家康」/徳川家康(武将)/江戸
 2024年 …「光る君へ」/紫式部(文化人)/平安
 2025年 …「べらぼう」/蔦屋重三郎(文化人)/江戸
 2026年 …「豊臣兄弟!」/豊臣秀長(武将)/戦国
 2027年 …「逆賊の幕臣」/小栗忠順(武士)/幕末


 戦国以前と江戸以降が交互に扱われています。また,武将系と文化人系が半々くらいで主人公になっています。
 順番からすると,次は戦国以前が舞台になりそうです。ただ,最近は明治以降が扱われていないので,近代の人物が登場する可能性もあります。また,武将系が続いているので,次は文化人の可能性が高そうです。このあたりは法則があるわけではないので,容易に予想できません。

 

 

 

 

2028年主人公候補

 そのうえで,2028年に主人公になりそうな人物を3人挙げてみます。

楠木正成(武将)/室町
⇒室町を扱ってほしいという個人的な希望からリストアップしてみました。足利尊氏は既出なので,その朋友を主人公にするのはありだと思います。後醍醐天皇をはじめとする皇室をどう扱うかがポイントになってきます。
手塚治虫(文化人)/昭和
⇒日本を代表する漫画家です。2028年が生誕100年ということで,採り上げられる可能性があると思っています。ただ,出版業界人の蔦屋重三郎が今年出てきたばかりなので,モチーフ被りを避ける意味でリストアップされにくいかもしれません。
長嶋茂雄(文化人)/昭和~平成
⇒大穴的予想です。2025年,惜しまれながら亡くなった野球界のスーパースターです。ドラマティックな野球人生が描けそうですよね。直近まで存命だった現代人ですので,ややハードルが高いかもしれません。

 浅い知識での予想ですので,当たることはないでしょうが,おなぐさみ程度にお読みください。