凍返る頃に・・・ | ブロッギン・エッセイ~自由への散策~

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水俣病は決して水俣地方におこった気の毒な特殊な事件ではない。わたしたち自身の中にも身近な周囲にも日常的に起こりうる事件であって,余所ごとではない。将来起こりうる事件である。(原田正純『いのちの旅』)


凍(いて)返る戦の迫るイラクはも 大道寺将司(2003年)


 3月20日でイラク戦争開戦から十年。開戦を支持し,自衛隊派遣もした日本政府の責任を今,誰が問うているか。TPP交渉参加,「主権回復の日」式典の前に絶対にやらねばならぬことがある。私たちは国家に同調するマスコミに毒されてしまって,イラク戦争などなかったもの,関係のないことにしていなかったか。唯一マスコミの毒に侵されていない獄中の大道寺は,凍返る(暖かくなりかけた頃に寒さがぶり返す)頃にはイラクを詠んだ。今年はどんな句を詠んでいるだろうか。知る由もないが,少なくとも娑婆にいる私たちよりは戦争を重く受け止めているのではなかろうか。国家だけでなく,戦争を止められなかった市民の責任も含めて。


血漿(けっしょう)に砂漠の染めり彼岸冷え (2003年)


凍返る地に反戦歌甦れ (2005年)


ありあけの国家綻(ほころ)ぶ落椿 (2006年)


冴(さえ)返る前線銃後の隔てなく (2007年)


亀鳴くや告げられし死を数ふれば (2007年)


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