「ありがとうの反対」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
2006年9月:gooブログでスタート
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🟥ありがとうの反対🟥

ありがとうの反対語など、今まで考えたこともなかったのが正直なところです。教えてもらった答えは・・・「あたりまえ」「ありがとう」は漢字で書くと「有難う」「有難(ありがた)し」という意味です。

あることがむずかしい、まれである。めったにないことがめぐりあう。すなわち、奇跡ということです。奇跡の反対は「当然」とか「当たり前」。我々は、毎日起こる出来事を、当たり前だと思って過ごしております。歩けるのが、あたりまえ。毎朝目覚めるのが、あたりまえ。食事できるのが、あたりまえ。息ができるのが、あたりまえ。友達といつも会えるのが、あたりまえ。太陽が毎日上るのが、あたりまえ。生れて来たのが、あたりまえ。夫(妻)が毎日返ってくるのが、あたりまえ。そして、生きているのが、あたりまえ。

また、ある夫婦の話もしてくれました。晩酌の時、いつも無口の夫が「ちょっと、お酌してくれないか?」と珍しく妻に言いました。台所の片付けをしていた妻は「今、忙しいから自分でやって」と答えたそうです。夫は少し寂しそうだったが、手酌で酒をつぎました。その2~3時間後、夫は急に倒れ、救急車で病院に運ばれ、帰らぬ人となってしまったのです。それから、妻は、何故あの時、夫にお酌をしてあげなかったのかと、ずっと悔やんだといいます。あの時何故、もっと優しい言葉で、こぼれるような笑顔で、感謝の言葉で接することができなかったのか・・・。誰しも、今日と同じ日が明日も繰り返されると思います。今日、誰かと出逢い、話し、笑い、食事をして、仕事ができる。こんな当たり前だと思うことが、本当は奇跡の連続なのです。生きて、出逢う、という奇跡の連続に、「ありがとう」を言わずにいられなくなりました。今ある命、有難し💟