【海外視察】Astell&Kern iriver本社視察にいってみた!~Vol.1~ | イヤホン・ヘッドホン専門店 旧e☆イヤホンのBlog

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たっくん
どもっ!!eイヤホン アンバサダーのたっくんです!
10月の頭に、お隣の国『韓国』に行ってきました!

これだっ!!!


iriver
Astell&Kern iriver本社視察にいってみた!

という事で、韓国・ソウルにあるiriver本社を目指します!
が…、出発当日に台風18号が日本に上陸(^^;

韓国・仁川国際空港へのフライトは、アシアナ航空を予約していました。
朝の8時になり、多くの航空会社が遅延や欠航のステータスに変わっていく中で、唯一ON TIMEの文字…(^^;
とりあえず、空港に行くことに…

台風
※画像はイメージです。

12時半のフライト予定でしたが、結局飛んだのは18時くらいになっていました(^^;
やっとの思いでたどり着く事ができました。

iriver
韓国・ソウルにあるiriver本社。

台風で大変だった日本とうって変わって、気持ちの良い天気でした。
中々大きなビルで、昔はこのビルの全フロアがiriverだったそうです。

iriver
iriver本社についにやってきました!

エントランスホールには、過去のiriver製品が展示されていました。
僕がまだ高校生だった頃に流行った、三角形のMP3プレイヤーiFP-100等も展示されていてとても懐かしい気分になりました。

オーディオプレイヤー以外のカテゴリの商品も多く見受けられました。



『Astell&Kern』 ができるまで。

iriverは、世界的に大ヒットしたMP3プレイヤーとイメージを差別化した、より音質にこだわったプレミアムなブランドを作ろうとしていました。
後のこのプレミアムなブランドが 『Astell&Kern』 となります。
ブランドを作る過程で、まずはブランドネームを考えます。

多くの関連するキーワードから、ブランドネームを決めていきます。
そして、聴いた人が涙するという意味を込めて、 『ティアドロップ』 というブランドネームに内定していたそうです。

実際に製品開発も始まり、Astell&Kernの第一作目 『AK100』 は 『TD100』 という製品型番となる予定だったそうです。
より特別なブランドのイメージを持ってもらえるブランドネームにする事が目的だったので、
あまり特別なイメージのないティアドロップを白紙にし、最終的にブランドネームは 『Astell&Kern(アステルアンドケルン)』 としたそうです。

Astell&Kernの意味は、Astellが古代ギリシャ語で星、ケルンが中心という意味で、日本語での読み方は 『アステルアンドカーン』になる予定だったそうですが、日本の代理店が意見し、カーンよりもケルンの方が呼びやすいと言う事で、 『アステルアンドケルン』 と言う読み方となったそうです。 



ブランドロゴができるまで。

ブランドネームがAstell&Kernと決まり、ブランドロゴのデザインに取り掛かります。

ブランドネーム同様に、関連性のあるキーワードを挙げ、それをベースにデザインに起こしていきます。※写真左
何枚も何枚もスケッチにラフデザインを書いていき、イメージに近い形に仕上げていきます。

こうして、Astell&KernのAをモチーフにしたデザインを作り上げました。


さらに、製品デザインについても話してくれました。

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製品デザインはコンセプトから。

製品をデザインする時は、まずデザインのコンセプトを決めるそうです。
AK240では 『影』 をコンセプトにデザインを起こしていったそうです。
※写真のパネルは 『影』 というコンセプトから離れていたのでボツとなったそうです。

iriverでは、デザインコンセプトを『IDENTITY』、『CMF』、『DITAIL』の3つに落とし込んで行くそうです。

・IDENTITY…既存製品とは違う独自のデザイン。

・CMF(ColorMaterialFinish)…  色、素材、仕上げをケアする事で長く使用できるデザインにする。 

・DITAIL…細かいヘアラインなども、使用する人の事を考えてデザインする。

 
iriver
実に1年の歳月をかけて製品をデザイン。

AK240の時はデザインコンセプトから、最終の手書きスケッチに起こすまで6か月かかったそうです。

6か月の間に、約2,000枚のスケッチを書き、10-15のレンダリングしたそうです。
そして、最後に実際の素材を使用した5個のデザインモックアップを作成し、最終的なデザインを決めるそうです。

デザインコンセプトの決定から、最終のデザインモックアップの作成までに、実に1年をかけたそうです。


続いて訪れたのは、製品の中身を開発するセクション。

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Astell&Kern製品の開発現場。

このフロアでは、Astell&Kern製品の中身が開発されています。
AK240を始め、Astell&Kern全製品のパーツ選定や、設計、ソフトウェア開発などが行われているフロアです。

先程紹介した最終のデザインに、機能を詰め込んでいくのがこのセクションです。
限られたスペースに、あるだけの技術、機能を詰め込んでいきます。


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AK240試作基板。

最終の少し手前の基板です。この形になるまでに多くの開発のステップを通ります。

Astell&Kernは既存のモノとは違い、とことん音質にこだわったオーディオプレイヤーです。
デザインももちろんですが、最も重要な音質のために、パーツの選定や基板パターンの決定等に、とても多くの時間をかけて開発しています。

例えばDACチップの選定には、選定用にわざわざ基板を起こし、計測、比較、試聴、微調整、修正をひたすら繰り返します。

iriverでは計測したS/NやTHDなどの特性数値の良さを保ちつつ、聴感上の音の良さ も同じく大切にして開発を行う様です。

例えば、聴感が良くても、特性が目標とする基準より悪ければ、その聴感を保った状態で特性を目標の基準まで持ち上げるように再設計します。

Astell&Kernブランドにふさわしい目標の 『特性』『聴感』 の基準に至るまで妥協なく双方のテストを繰り返します。


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とある大学の研究室。

iriver本社から車で20分程の場所にあるとある大学の研究室。
この研究室では、音響工学の研究が行われています。
実はMetal Sound Designのスピーカーのアッセンブリもここで行われています。

iriverの開発チームが幾度となく基板のサンプルを作成し、テストを繰り返した後、ある程度の仕様が決まった段階で、この研究室で聴覚上の音質について意見をもらうそうです。

ラボと研究室を行ったり来たりしながら、テストを何度も何度も繰り返して、より良い音質と性能を追求していくそうです。
最終的な音質は教授がOKを出すまで繰り返されます。

教授の音に対するこだわりがとにかく強いので、本当に優れた試作機を持っていかないと、合格をもらえないどころか怒られるそうです。

テストには多くのヘッドホン・イヤホンを使用するそうですが、その中ではSENNHEISERのHD800がお気に入りだそうです。


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最終的な製品仕様を決定します。

生産に移るにあたり、基板の固定位置やバッテリーなどの固定位置など、細かい部分をデザインセクションと調整しながら仕様を決定します。
ボディ同士を繋ぎ合わせるツメの位置なども、ここで計算されて作られます。

ようやくここまでで、内部の仕様が決定されました。
ここまでの開発に約1年半くらいかかります(^^;Astell&kernの強いこだわりを感じる事ができますね。


と言う事で、Vol.1はここまで!次回もお楽しみに!!

以上たっくんでした!

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