ゲーム脳を始め最近ではスマホ脳という言葉も作られ、とうとう「ポップコーン脳(ニューズウィーク)」なる言葉が登場しました。
◯◯は子どもの発達に悪いと言うのはマンガやテレビが広まった頃から言われていました。
- マンガばっかり読んでいるとバカになる
- テレビばっかり見ていると勉強ができなくなる
- ゲームばっかりしていると考える力がなくなる
- スマホばっかりいじっていると本が読めなくなる
ではポップコーン脳はどんなデメリットをさすのでしょうか。
インターネットやソーシャルメディアの長時間触れていることで、SNSのストーリーを流しながら即座にイイねをつけるなどの処理をすることで、刺激にパッと反応することに慣れて、3~4行の文章が書けなくなる状態のことだそうです。
実際に大脳皮質の電気信号や血流を調べてそうしたクリエイティブな作業をする領域の働きが低下している証拠が見つかったと言う脳科学者は少なくありません。
ゲーム脳の提唱者でもある川島教授にもそうした研究がありましたね。
アメリカではこれを問題としてとらえて、小学校で朝の15分間にライティングの時間を設けるところもあるそうです。
日本では朝の読書時間は定着しましたが、読書ではもう間に合わないのかもしれません。
人工知能が東大入試に合格を目指すプロジェクトでも、10年以上前ですでに日本の高校生の一文読解力が悲しいほどに低下しているというのは既知の事実です。
羊が関わっていたWEB媒体でもかつては2000字程度の記事を求められていましたが、現在では400字以下でないと読まれないと言われました。
ページをめくる長すぎる記事は敬遠されるそうです。
ところで学習効率を高める方法として、学習したら直後に白紙に向かって学習内容をアウトプットすると効率が良いという研究があります。
インプット中心の従来型学習ではなく、アウトプット中心の新しい学習方法です。
それと上で書いたライティングに力をいれるのと重なりますね。
とにかく毎日少しずつでもいいから書くことを子どもに習慣づけるのが、これからの時代に必要なのではないでしょうか。(羊)