イメージを操れるようになることが、考える力を伸ばします。

イメージで考える方がずっと速い

「<勝負脳>の鍛え方」という本が講談社から出版されています。

 

 

この著者の林 成之先生は、脳神経外科の専門家です。

 

たくさんの患者を診て来て、経験から分かったことや実践から知りえた興味深いことを書かれています。

 

この中で、人が進化の過程で発達させた大脳は、イメージで物事を処理する時に、最大の力を発揮するようにできていると書かれています。

 


確かにこれまでも一流のプロフェッショナルが「ゾーンに入る」という表現で、同じことが言われてきました。

 

それはある特殊な心理状態になることです。野球のバッターにボールが止まって見えたり、将棋のトッププロが閃きで素晴らしい手を打ったりすることです。

 

こうした心理状態は、言語を使って論理的に考えてつくり出すのではなく、繰り返し論理的思考をしたその先に、やってくるもののようです。

 


論理的思考は普通のコンピューターで、閃きは並列コンピューターだという例えが多く用いられます。

 

これはイメージを使うと世界最高速のコンピューターが何時間もかかる処理が、一瞬で可能になることを示しています。

誰でもイメージが使えるようになれる

ではイメージ処理は特別な人々しか使えないものなのでしょうか。

 

そんなことはありません。

 

レベルの違いはあるにせよ、誰でも使うことができます。

 

例えば足し算をするのに、筆算でするのとイメージでするのとを比べてみてください。

15-8=?

この計算を比べてみましょう。

 

論理思考「5から8は引けないから10から8引いて2。

残った2と元の5を足して7」

 

イメージ思考「10個の玉と5個の玉を思い浮かべる。ここから8個取り去るところを想像する(5個が無くなって10個が7個になる)」

 

論理的思考では7という抽象的な数字しか残りませんが、イメージ思考ではありありと7個の玉が見えませんか?

 

そうして頭の中のイメージ操作の方が簡単ではありませんか?

アインシュタインは頭の中で実験する「思考実験」が大好きだったそうです。

 

普通の人ができないのは、イメージすることに慣れていないだけなのです。

ホワイトボードを活用する

そこでホワイトボードの登場です。

 

私は以前エンジニアをしていました。

 

何か技術的な壁にぶつかったり、トラブルが発生すると、知識のある人たちが集まって解決策を探ります。

 

こんな時にホワイトボードが活躍します。

 

問題点を整理したり、自分のアイディアを漫画チックに描いて見せます。

 

こうすることで、思考の共有化がはかれるのです。

 

また良いアイディアと思えたことが、描いてみると弱点があることに気づいたりします。

 


抽象的な思考や、複雑な問題は頭の中身を外に取り出してやる必要があります。

 

ノートでも良いのですが、ホワイトボードなら訂正も簡単です。

 

そこでご家庭でもホワイトボードを活用してください。

 

100円ショップに売っているもので十分です。

 

お子さんに何かを説明するとき、一緒に考えるときに使うのです。

 

おつかいに行くときに買うものを書き出してもいいでしょう。

私は小学生の家庭教師をするときに、この方法を用いました。

 

ホワイトボードを持ち込むのです。もちろん慣れてきたらノートに描かせます。

 

苦手だった文章題がわかるようになってくるから不思議です。

 

小さいお子さんにもどんどん描かせてください。

 

イメージを操作するためには、頭の中身を自分の目で確認できるようにしてやることが第一歩です。

 

知らず知らずにイメージを操作する力が身についているに違いありません。

 

結果的に成績アップに繋がります。(羊)