白い猫寝るときになると 猫が ごうごうと甘えてくるので丁寧に頭をなぜてやります。そうしてやると 口を開けて 声は細く 『・・・ぬぅ。』と鳴きます。そのうちに湿った鼻先を頬に近づけひゅうひゅうとゐわせながら寄り添います。ようやく静かになったかしらと思っていますと 薄目を開け 静かにこちらの様子を見ております。ワタシがゆっくり瞬きをすると ゆっくり瞬き返します。そんな愛しき我が猫よ。一日の終わりに 至福のときをアリガトウ。・・・・嗚呼、金子みすず風味。