この時計が凄い!!『セイコー 天文台クロノメーター』 | 腕時計が好きなんです。~大須の時計屋店員ブログ~

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時計が好きすぎて、職業にしてしまった男の日記。
名古屋 大須の時計屋『ビッグムーン』で働いています。

 

こんにちは、ビッグムーンの大脇です。

 

皆様は、『セイコー』というメーカーに、どんなイメージをお持ちでしょうか?

地味?庶民的?海外メーカーのような派手で目立つようなイメージはないかもしれません・・・。

失礼ながら、僕も若い頃はおじさんが着ける時計だと思ってました。

しかしながら、この業界に入って『セイコー』の凄さを知りました。

 

セイコー』の中でも『グランドセイコー(GS)』と呼ばれる高級ラインがあります。

60年にスイスの公認クロノメーターを超越する高精度の腕時計を実現し、88年には精度を年差で表す超高精度クォーツを発表。98年に高精度な機械式を復活させ、2004年からは独自の駆動方式スプリングドライブが登場しました。

現在、販売されているモデルの中で、年差±10秒の超精密クォーツモデルなら、30万円以内、高いと言われるスプリングドライブでも50万円以内で買えるモデルもあります。

簡単に言えば、”機械が優れているのにお値打ち!!”という事なんです。

 

そして、仕事使いに非常に向いている!!『グランドセイコー』を着けていると、あまり時計に詳しくない人と会う時には嫌味がなく、時計に詳しい人には、”いい時計しているね~”と言ってもらえる時計です♪

 

実は、当店の在庫金額を見ると『ロレックス』・『パテックフィリップ』についで、『セイコー』は第3位なんです!!それだけ、当店が『セイコー』というメーカーに力を入れていることを知って頂きたいのです!!

 

そこで、今回ご紹介する時計がまた凄いんです!!

 

セイコー 天文台クロノメーター 4520-8020

 

セイコー』は、1964年にクロノメーターコンクールに初出展して以降年々順位を上げていました。1967年のコンクールでは検定途中に順位発表は行わず、参加企業にだけ伝えるという運営規則の変更がありましたが、これは上位を『セイコー』が独占しその結果スイス時計の精度が疑われるような事態を避けるためだったと言われています。

 

翌年の1968年には、ニューシャテル天文台のクロノメーター検定に、セイコーは100個の『グランドセイコー』をエントリーし、その内73個が合格しました。そして、『セイコー』は合格した73個の『グランドセイコー』をその翌年の1969年に「実用できる」時計として一般向けに18万円で発売してしまったのです!!

 

通常『天文台クロノメーター』の検定に合格した時計はその合格証明書とともに永久保存されるのが常識でした。『天文台クロノメーター』を冠した時計を販売したメーカーもあったようですが、その価格は当時の販売価格ではが購入できるほどだったとのことです。 

精度だけを求めればよかった時計のコンクールにおいて、ほぼ全てのメーカーが、45日の測定期間のみ持ちこたえればよい、という発想・設計で臨んでいたのに対して、『セイコー』は最初から実用性を考えていて、破格の値段で販売してしまったのです。

 

 

 

そして、1970年には45GSのハイビートムーブを6姿勢差調整し、天文台を超えるムーブを153 個制作しました。それが、「V.F.A.」=Very Fine Adjusted仕様の天文台クロノメーターです。

今回の個体はこの後期153個の内のひとつで、ニューシャテル天文台クロノメーター認定書が付属した、超希少な個体なんです!!

めったに市場に出ない時計です。是非ご覧下さいませ!!

 

 

 

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