時間の歪み | 学習障害(ディスレクシア)と英語教育

学習障害(ディスレクシア)と英語教育

学ぶことに困難さを感じているディスレクシアの子どもたち。日本語よりも英語に顕著に現れます。英語を学ぶことを避けて通れない日本のディスレクシアの子どもたちに楽しく英語を学べる指導法を公開しています。

いろんな困り感を持っている子ども達がいます。

例えば、衝動的に感情が爆発したり、

待つ事が極端に苦手だったり、

逆に取り掛かるのに恐ろしく時間が掛かったり、

食事に時間が掛かってしょうがないというお子さん。

いる、いる、いますでしょう。


それは一体どこからくるんだろう。

お母さんのため息が聞こえます。


IMトレーニングのプロバイダーのsakura です。

私?私はため息ついてなんかいられない。

何がどうなってて子ども達は待つ事が

そんなに苦手なのだろう。

どうして感情を瞬時に爆発させるのだ。

どうなってんだ???

sakura 、その不思議にもっと深く挑んでみました。


きっかけは経験から。IMトレーニングをやっていると

次第に時間の概念が生まれてくるのか

時間管理が緩やかにではありますが

出来るようになってきましたという報告をよく頂きます。

時間感覚が修正されるのか?

さらに脳は次のステップに突入していきます。

せっかちだったのが少し待てるようになったり、

のろのろ君がテキパキしだしたりするのだそうです。


時間感覚がこのタイプの子ども達に、

大きな影響を及ぼしているに違いないと確信しました。

脳の中で何が起こっているのだろうか?


私たちは脳のどの部分で時間感覚を担っているのか

分かっているのは4つの部位。


① 小脳 ミリ秒単位の時間の計測

いゃ〜ん、IMトレーニングがまさしくミリ秒単位の

タイミング機能のトレーニングじゃないですかぁ

これが大きいのか?


② 大脳基底核 数秒以上の計測

ここではドーパミンという神経伝達物質が

体の動きをコントロールしています。

ドーパミンが時間を感じ取るのに大切なんだな。

ドーパミンが少ないと時間がゆっくり過ぎて

待つ事が苦手になり、ドーパミンが多いと

時間が早く過ぎて過集中になると言います。

まさしくADHD の症状が関わっているように思えます。


③ 前頭葉 ワーキングメモリー(作業記憶)

短い時間作業を完成するのに覚えてなくてはならない

手順や情報ををワーキングメモリーと言います。


④ 前部島皮質 感情を扱う部位

お休みの日やハッピーな時は時間が短く、

つまらないときは長く感じるって

これが関わってるからなのね。


覚えるのが苦手とか、感情のコントロールが苦手

というのも時間との関わりが深いわけです。



私たちは、様々な形で理想の自分になろうという

取り組みをしています。夢を追いかけることも

ダイエットすることも、決意を行動に移すことで

手に入ります。

困難さから自分の力だけで向出すことが難しい子どもたち。

ありのままの自分で良いのです。

けれどある部分において生きにくさが、学びにくさが

あるのなら決意を持って成長に手を貸してあげてください。


人は変わるのではありません。

人は成長できるのです。