いろんな困り感を持っている子ども達がいます。
例えば、衝動的に感情が爆発したり、
待つ事が極端に苦手だったり、
逆に取り掛かるのに恐ろしく時間が掛かったり、
食事に時間が掛かってしょうがないというお子さん。
いる、いる、いますでしょう。
それは一体どこからくるんだろう。
お母さんのため息が聞こえます。
IMトレーニングのプロバイダーのsakura です。
私?私はため息ついてなんかいられない。
何がどうなってて子ども達は待つ事が
そんなに苦手なのだろう。
どうして感情を瞬時に爆発させるのだ。
どうなってんだ???
sakura 、その不思議にもっと深く挑んでみました。
きっかけは経験から。IMトレーニングをやっていると
次第に時間の概念が生まれてくるのか
時間管理が緩やかにではありますが
出来るようになってきましたという報告をよく頂きます。
時間感覚が修正されるのか?
さらに脳は次のステップに突入していきます。
せっかちだったのが少し待てるようになったり、
のろのろ君がテキパキしだしたりするのだそうです。
時間感覚がこのタイプの子ども達に、
大きな影響を及ぼしているに違いないと確信しました。
脳の中で何が起こっているのだろうか?
私たちは脳のどの部分で時間感覚を担っているのか
分かっているのは4つの部位。
① 小脳 ミリ秒単位の時間の計測
いゃ〜ん、IMトレーニングがまさしくミリ秒単位の
タイミング機能のトレーニングじゃないですかぁ
これが大きいのか?
② 大脳基底核 数秒以上の計測
ここではドーパミンという神経伝達物質が
体の動きをコントロールしています。
ドーパミンが時間を感じ取るのに大切なんだな。
ドーパミンが少ないと時間がゆっくり過ぎて
待つ事が苦手になり、ドーパミンが多いと
時間が早く過ぎて過集中になると言います。
まさしくADHD の症状が関わっているように思えます。
③ 前頭葉 ワーキングメモリー(作業記憶)
短い時間作業を完成するのに覚えてなくてはならない
手順や情報ををワーキングメモリーと言います。
④ 前部島皮質 感情を扱う部位
お休みの日やハッピーな時は時間が短く、
つまらないときは長く感じるって
これが関わってるからなのね。
覚えるのが苦手とか、感情のコントロールが苦手
というのも時間との関わりが深いわけです。
私たちは、様々な形で理想の自分になろうという
取り組みをしています。夢を追いかけることも
ダイエットすることも、決意を行動に移すことで
手に入ります。
困難さから自分の力だけで向出すことが難しい子どもたち。
ありのままの自分で良いのです。
けれどある部分において生きにくさが、学びにくさが
あるのなら決意を持って成長に手を貸してあげてください。
人は変わるのではありません。
人は成長できるのです。