成長の時 | 学習障害(ディスレクシア)と英語教育

学習障害(ディスレクシア)と英語教育

学ぶことに困難さを感じているディスレクシアの子どもたち。日本語よりも英語に顕著に現れます。英語を学ぶことを避けて通れない日本のディスレクシアの子どもたちに楽しく英語を学べる指導法を公開しています。

人は、学ぼうと思えばいつからでも学べるものだとそう思う。

新しい体験が自分への贈り物のような気がして

その体験が経験となり、その経験が幾重にも積み重なって意味のある学びへ

と変化していくのを実感しているsakuraです。


放課後等児童ディサービスでの日々は、

私のこれまで積み重ねてきたことを振り返ることのできる

最高の贈り物のような時間です。


少人数にクラス分けしてあると言っても実際はもうごちゃ混ぜ。

同じタイプの同じ特性を持つ子なんているわけないのですから。

はっちゃけた子もいれば、こだわりの強い子もいる

マイペースで床に転がって動かない子、

背中を向けて黙々と好きなことだけしている子。

もう個性のぶつかり合いでございます。はぁ〜(^_^)



スタッフの力量が試されます。

うるさすぎる子に大人の力で押さえつけていないか、

逆におとなしい子に過干渉になってないか、

こだわりのある子には心配りのある無関心を装えたか、

だけどどの子にも、あなたを思っていますと信じてもらうこと。

結局、最後にはその子との人間関係がものを言います。

私の心の端っこをその手でつかんでいてくださいと願うこと。

大切なことは、問題が子ども達側にあるのではなく

支援者がどのように向かい合っているかです。

コミュニケーションが取れなくても、

こだわりが強く扱いにくくても

理解力が足りなくても

人対人の信頼関係は結べます。

そしてそれぞれにの特性を理解するように努めて

自分でも持て余しているであろう困難さを

軽減できるスキルやトレーニングを少しずつ

無理なく織り込みながら共に頑張こうという姿勢が大切です。


経験の少ないスタッフの中で一番戸惑うのは

こだわりからパニックを起こして暴言を吐いたり、乱暴になったり

する子ども。なだめたり、叱ったりは逆効果。

タイムアウトと言って他の子どもたちから引き離して

反省させる小部屋か空間を用意しておき、そこで

ひとりでクールダウンする時間を設けます。

自傷行為に走る子もいるのでスタッフは、同じ部屋の片隅で

壁になったつもりで無関心を装います。ひとりで暴れたり、

叫んでいるうちに徐々に落ち着きます。

暴れているうちはどんな声も届きませんが、

すっかり落ち着いてから、本人のその時の気持ちを

聞いてあげたり、どうすればよかったのなどの

フォローしてあげることが必要です。

我慢することの大切さを繰り返し学んでもらいましょう

そうしてその子が我慢している姿を見たその時には

その子の努力をしっかりと認めて惜しみなく褒めてあげましょう。

彼らはよく空気が読めないなどと世間で言われたりしますが

周囲の人を見てそれを真似るということはできます。

それができるようにしてあげるのは

関わる大人の課せられた責任です。

お母さん、お父さん、子どもから先生と呼ばれているあなた、

できることはたくさんありますよ。

そう出来るのは、子どもから様々なことを学べる人。

扱いにくいと放り出す前に子どもを体験し、経験を積み重ねて

自分の感情からではなく子どもの希望を生み出していく

学びを得ようと子どもと頑張れば新たな試行錯誤から

大きな学びを得ることができます。