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最近の出来事のお話です。

 

 

先生:「年美ちゃん、最近これは私楽したわ!ラッキーラブラブって思ったことある?」

 

 

年美さん:「楽したですか?お惣菜を買ってきて手抜きしたことですかね、、、」

 

 

先生:「問題はここなの。みんな楽できたことを言ってっていうと、年美ちゃんのような話になるの。ただ、年美ちゃんが私の庵にくるときに歩いて来てって言われたら、何時に家を出ないといけない?」

 

 

年美さん:「夜中に出ないと間に合わないですね。」

 

 

先生:「もし年美ちゃんが本当に歩いて来たら今日の日付とか今日の服装とか全部覚えていると思うの。」

 

 

年美さん:「そう思います。」

 

 

先生:「今日車で来たでしょう?それが楽をしているって感じてないでしょう?」

 

 

年美さん:「そうですね。」

 

 

先生:「ところが1回歩いてきたら車が楽だということが次からわかる。何が言いたいかというと、人は苦しみは絶対に覚えるということなの。楽していることを楽だと思っていなくて記憶にも留めない。だから、仏教でいう楽=幸せが見えない。」

 

 

年美さん:「本当にそうです!」

 

 

先生:「それだけ人は苦しみを見るのよ。お釈迦様はこれを人生は苦しみであるって仰ったの。人というのは明確に苦しみを覚える。だから人間にとって人生は苦しみであると言われたの。

 

四苦八苦、生・老・病・死の肉体に起こる苦しみ、愛別離苦(愛する人と別れる苦しみ)、怨憎会苦(嫌いな人と会わなければいけない苦しみ)、求不得苦(求めても手に入らない苦しみ)、五蘊盛苦(これらの苦しみが盛んに働いているありさま)の精神的な苦しみ。肉体と精神の苦しみを4つに分けたのが四苦八苦なのよね。

 

病気もまさにそうで、病気になって寝込んでいる時の記憶はあるけれど、病気でなかった日のことは見えてないのよね。」

 

 

年美さん:「そうですね。。。」

 

 

先生:「怨憎会苦なんかまさにそうで、職場に嫌な人がいてその人と月1回会わないといけない。その日以外は会わないのだから考えなくてもいいのに、その人のことを考えるのよね。その会わない日を幸せな日だと気づいていますか?ってことなの。」

 

 

年美さん:「苦しみばかり見て気づいてないですね。。。」

 

 

 

区切りがいいのでこの辺でバイバイ

 

 

本当にそうだなって思います。嫌なことは割り増しで覚えていますが、いいことというか何気ない日常は忘れますよね。仏教を学ぶ前はそれが酷かったように思います。何もない平凡な日常を幸せというと学んでから考え方が変わった気がします。

 

それまでは、世間一般のように宝くじ当たったらとか、人気のお店に行ったとか、普段買えないものを買ったとか、平凡なことではなくてイベントのような稀なことが起きないと幸せではないと思っていました。というかそう思わされていたような気がします。少しのことで喜んじゃいけないと。まぁ、これも子供の頃少しのことで喜ぶと父や叔父にバカにされていたのが原因なんじゃないかなと思いますが、、、

 

やっぱり何事もなく平和で健康が一番ですね。

 

 

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瀧本先生から真解(鑑定)を学んでいます。数年後には立派な鑑定士になっていることを目標に免状をいただけるように勉強しています。鑑定士になった時はよろしくお願いします。